El croquis 83 Peter Eisenman 1990-1997

P.6
ザエラ・ポロによるピーター・アイゼンマンとの対話

Alejandro Zaera-Polo(以下A.Z.P):私がもっとも明らかだと気付いたあなたの作品の解釈は発生へのかかわり合いであり、技術的にも文化的にも蓄積された知識あるいはその分野の経験にたよることなしにプロジェクトを生み出すルールに基づいたデザイン・メソッドである。私はこれは非常に重要な手続き上の声明であると信じている。というのもそれはその歴史の伝統的な概念なしの秩序を探求し、おそらく非人間主義的な実践のための道を開くからだ。しかし、この手続きが私達の社会の支配的な力の履行に抵抗し、おそらく建築の隠れた潜在能力を明らかにするのに効果的であるのであれば、私はそのメソッドの必要不可欠な部分であるとあなたが主張する恣意性(自由気まま)の前提は、外部よりその分野の特別な解釈に基づいたまさに意図的なリサーチだとだれかが読むことができるものと密着する。問いは、もし私達が建築的実践が基本的に批評的よりも生産的であるということを理解しても、恣意性が維持できるのかどうかということである。あなたがプロジェクトを発生させようとするルールを定めたとき、あなたはそのルールの目的をある程度定義する必要があるのでは・・・。

Peter Eisenman(以下P.E):もしルールの目的が生産的であると同じぐらい批評的であっても、必ずしも必要ではない。しかしまた、はっきりとプロセスはすべて恣意性(自由気まま)ではない。恣意性は建築の知られた規律から引き出された型にはまった本来の価値もない始まりの暗喩である。それはいくつかの体現された意味を導くであろう内在性の形態も持っていない。このような意味において、恣意性とともに意図性(故意性)、体現した意味を少なくする意図性もまたある。

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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Alejandro Zaera-Polo
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