Michael Heizer
Germano Celant
Fondazione Prada
P.50
Circular Surface Drawing,1968
M.H.:経緯の中で作業による埋め戻しの2.75トンの荷重はトラックの荷台にシャベルですくい取られ、ハイスピードで円形パターンに掘られた。適用の方法は繰り返された。ただ表面だけが動かされた。
P.62
M.H.:大地(地球)は最も可能性のあるマテリアルであると考える。なぜならそれは原始(もともと)の起源のマテリアルだからである。・・・私はそれを見つけた。それを使う中で、私は現に実際に完全なボキャブラリーを持つことができた。私は有史以前あるいは文字使用以前の過去についてのすべての種類の物事を取り上げ、ルーブルあるいはメトロポリタン・ミュージアムのアート作品を見ることよりもより興味深いアートについてたくさんの伝統を参照した。
P.66
直接に対面しようがあるいは写真を通して対面しようが、平面のドローイングはサーフェスに一致しフラットを残す。A drawing on/of itself(それ自身への/それ自身のドローイング)は何か他のものへのイリュージョン(幻想)ではない。写真はドローイングのイリュージョンである。
P.70
Black Dye and Powder Dispersal,1968(黒い染料とパウダーの散布)
風はコンポジション(構成)の困難さを持ち去りタッチを消し去る。かつてはアートにおける成功した工夫(計略)を説明するのに使われた言葉「passage(通行、移動、運搬、推移、通路)」は同様に自然に発生したものを示すようにも見ることができる。アフリカからのフェーン風(山から吹き下ろす乾熱風)は赤い砂漠の砂ぼこりをヨーロッパ深くまで運びアルプスの雪を染めることが知られている。