Studio Olafur Eliasson
An Encyclopedia
Taschen

Olafur Eliasson(オラファー・エリアソン)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Olafur%20Eliasson&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
You Tube(Olafur Eliasson)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Olafur+Eliasson&search_type=

Philip Ursprung
http://de.wikipedia.org/wiki/Philip_Ursprung

P.49
Anna Engberg-Pedersen:これらの空間的な興味や実験の幾つかの例を示してもらえませんか?

Olafur Eliasson:一つの空間的な実験は、Kjetil Thorsen[下記T参照]と一緒に最近作ったサーペンタイン・ギャラリー、あるいは、ハーシュホーン美術館のためのプロジェクト(下記I参照)の様に、斜面だろう。私の実験の多くは「一時性」「ムーブメント(動き)」「触知性」「摩擦」の様な言葉の周りで展開するが、そのサブジェクト(主題)と社会の関係はこれらの問いの基礎にある。空間のデザイン(設計)は社会のデザイン(設計)に拠っている。そして建築の範囲は今日、とても会社組織的で商業的で資源開発的(搾取的)な建物開発プロジェクトから最も非現実的な(見通す力のある、夢見がちな)調査研究の激しい努力の跡がある空間的な実験まで及ぶ。残念ながら、建物の産業は、継続している一連の空間的な実験の少量さよりも、建てられた取るに足らない建築の大量さの方が重要である(影響力がある)という事実を被っている。

P.50
Olafur Eliasson:私は幸運にもとても大きなワーク(作品)を作ることができたし、それはアートの世界では一般的なことだが、私は最初のスケッチから最終段階までそのワーク(作品)をフォローすることができる。空間的な実験を成し遂げるためにその中にアート的な実践を持つことの快楽(贅沢)は、私がインハウス(企業内部)のプロジェクトの展開をフォローすることができるという事実だ。私はそんなに多くの外部の助けに頼らなくても持続できる作業環境を創り出すことができる。1950年代や1960年代には、アートと建築の軌道は全く別々だったが、これはアーティスト達がアート作品をオブジェクト(もの、客体)として見ることから離れるにつれて、オブジェクトフッド(もの性、客体性)の概念から離れるにつれて、微かに(敏感に)変わり始め、建築は自己-批評的な態度を発展させ始めた。例えばその「内在性」の理解へと。建築の内在性はアートのオブジェクトフット(もの性、客体性)と同意義であると私達はおそらく言えるかもしれないが、どちらにも直接的な関係性を見つけれない。

Anna Engberg-Pedersen:この内在性のアイデア(考え、観念)を説明してもらえますか?

Olafur Eliasson:建物やデザインに使われるマテリアル(素材)の中には内在的な質があるということを提示する傾向があり、そのマテリアル(素材)は、使用者のそれらの経験(体験)を通してというよりも、それらの内からしばしば明確にされる(定義される)。アートの世界はこの伝統的な(保守的な)概念を忘れてしまった。それは私が生まれた時代あたりで起こった。私は、経験(体験)に基づいた、よりもっと興味深い、マテリアル(素材)のコンテクスチュアル(文脈的)な読みを見つけ、このことは、空間性とともにある私のワーク(作品、取り組み)が批評性と再-評価への私の興味に深く根付いているという事実からもたらされた。最近まで、アートは空間性のとてもドグマティック(教条的、独断的)なセンス(意味、感覚)に焦点を合わせてきたが、一部、時間の再-導入を通して、空間性の可能性(潜在性)が認識されるにつれ、重要な変化が1990年代に起こった。

→この自己-批評的な態度、建築の「内在性」への探求は、ピーター・アイゼンマンの探求のことを言っているのだろう。(井戸)

Fredric Jameson(フレドリック・ジェイムソン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BD%E3%83%B3
Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Peter+Eisenman&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi