DADA
Edited By Rudolf Kuenzli
Themes and Movements
Phaidon

Kurt Schwitters(クルト・シュヴィッタース)
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Merzbau(メルツバウ)
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&ie=Shift_JIS&q=Merzbau&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5

P.235
Kurt Schwitters:しかし、「ダダイストの」ダダイズムの概念は、Huelsenbeck自身が認めなければならない様に、大きく変化した。かくして核(中心)のダダのリーダーであるトリスタン・ツァラは彼の1918年のダダのマニフェストの中で次の様に書いた「すべての人は彼自身のアートを作る」さらには「ダダは抽象のビルボード(広告掲示板)だ」と。メルツは核(中心)のダダのこのバージョン(見解)やハンス・アルプの様な核(中心)のダダのアートや私が特に好きなピカビアやRibemont-DessaignesやArchipenkoのアートとの近い芸術的友好を心に抱くと私は言わなければならない。Huelsenbeck自信の言葉の中で、外皮(外周部)のダダイズムは「それ自身を神の道化役にしてきた」、一方、核(中心)のダダイズムは抽象芸術の古き良き伝統に対してしっかり保持している。外皮(外周部)のダダは「それ自身の消滅を予見しそれを笑う」、一方核(中心)のダダイズムはアートそれ自身がある限り生き続けるだろう。メルツもまたアートの後に奮闘していて、キッチュ(低俗な虚飾性)や、プリンシパル(原理、原則)としてのキッチュでさえの敵であるが、しかし後者はそれ自身をHuelsenbeckのリーダーシップの下でのダダイズムと呼ぶかもしれない。アートを判断する能力が不足しているすべての人がアートについて書く資格を与えられるべきであるわけではない、つまり「quod licet jovi non licet bovi」。メルツはエネルギッシュにプリンシパル(原理、原則)の問題としてRichard Huelsenbeck氏の取るに足らない芸術愛好家的な(芸術を素人の道楽でやる人的な)アートに対する見方を拒否する、一方それは正式にトリスタン・ツァラの上位に定まった見方を認める。
私はある核(中心)のダダイストとの私の親交を通して生じることができた別の誤解を解かなければならない。特に、Verlag Paul Steegemanから出版された、「アンナ・ブルーム」と題された私の詩のコレクションの表紙に表われている「ダダ」という言葉の様に、私が私自身をダダイストと見なしていると思われるかもしれない。
その同じ表紙は風車や頭や後ろ向きに走っている機関車や宙にぶら下がっている人のドローイングが描かれている。これはアンナ・ブルームが生きている、人々が彼らの頭の上を歩き、風車がまわり、後ろを機関車が走り、ダダもまた存在する世界の中だけを意味する。だから誤解されないように私は私の大聖堂の外で「アンチダダ(反ダダ)」を書いた。それは私がダダイズムに反抗していることを意味しているのではなくて、この世界の中ではそこではダダイズムに反して指示されたムーヴメントもまた存在することを意味する。機関車は両方の方向に走ることができる。何故機関車はある変化のために後向きに走るべきでないのか?

dadaism(ダダイズム)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A0
Tristan Tzara(トリスタン・ツァラ)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Tristan%20Tzara&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
Hans Arp(ハンス・アルプ)
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=Hans+Arp&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Picabia(ピカビア)
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Ribemont-Dessaignes
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Archipenko
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