Yves Brunier
Landscape Architect
Birkhauser

Yves Brunier Landscape
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P.89
Odile Fillionによるレム・コールハースとの対話

Odile Fillion:イヴ・ブリュニエは普通じゃない人だったと人々は言う。

レム・コールハース:イヴ・ブリュニエにOMAに加わるように勧めたのは、Michel Corajoud(注1)だった。彼はイヴ・ブリュニエを彼の最もずば抜けた才能のある学生のひとりだとして私に紹介した。実に奇妙にも、イヴ・ブリュニエが初めてOMAに来たとき、彼は約24歳だったが、彼はいかなるランドスケープ・アーキテクチャー・プロジェクトにも参加することを拒否した・・・何故ならその当時彼は建築家になりたがっていたからだ。彼はランドスケープ・アーキテクチャーの基礎的な批評を覆した。つまり彼はその胡散臭い審美主義(芸術至上主義、美的感覚)や、そのフォルマリズム(形式主義)や、そのソフトな(優しい)クオリティー(質)に反して遠慮なく話していた。彼はより直接的で、より真っ向勝負で、よりブルータル(粗暴、獣的)な状況の後だった。彼はメイン・ルームで主張し、ある期間の後に、私は彼は他の人々よりもより強烈なエネルギーを放っていたと感じた。私が彼に何故あなたはそのような活力(勢い)と熱意と情念で取り組んでいるのかと尋ねたとき、彼は私に時間を浪費したくないと言った。

Odile Fillion:しかしあなたは彼にランドスケープのワーク(仕事)に参加するようにどうにか説得したのでは。

レム・コールハース:ラ・ヴィレット公園のコンペで、私達はランドスケープのプログラム的な可能性を発見した、だから私は彼に、個人的に、私は建築は特に面白い(興味深い)と見いだせないが、一方、ランドスケープは信じられないくらいの可能性であると説明した。たくさんの交渉の後、彼は再びランドスケープに取り組むことに同意した。私はその時、まるで彼が自然をレイプし、自然から自然のナチュラル(自然)な特徴を剥奪し(取り除き)、自然を表現主義的なオブジェクト(もの、客体)にしたいかのように、彼の自然との関係は必ず攻撃的(侵略的)であると実感した。例えば、彼はいつも木にペイント(塗装)し続けていた…。

Odile Fillion:そのようにする中で、彼はランド・アートのアーティストを参照していましたか?

レム・コールハース:私はそうは思わない。イヴは実際に、ますます、ランドスケープが都市計画を調整するための一種の媒体の様に、鍵となる役割を演じるハイブリッド(混成的)なプロジェクトに参加していた。装飾的で代償的な役割を演じるよりも、ランドスケープは補完性と介入の機能の存在を明らかに示した。

P.90
注1:Michel Corajoudはベルサイユ・ランドスケープ・アーキテクチャー国立学校で教えているランドスケープ・アーキテクトである。

Rem Koolhaas(レム・コールハース)
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Michel Corajoud
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