Continuous Project Altered Daily
The Writings of Robert Morris
An October Book
The MIT Press

Robert Morris(ロバート・モリス)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&biw=1349&bih=867&tbs=isch%3A1&sa=1&q=Robert+Morris+art&aq=f&aqi=&aql=&oq=
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Morris_(artist)

→これはMinimalism, Themes & Movements, Phaidonにも所収されています。括弧内はそのページを記す。(井戸)

P.1(P.217)
Robert Morris:差異への興味の中で、彫刻がそれ自身のためにマネージしてきた(どうにか成し遂げてきた、管理してきた)幾つかの差異がはっきり表現された時期の様に思われる。

P.2(P.217)
Robert Morris「Corner Piece(1964年)」
http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/show-full/piece/?search=Untitled%20(Corner%20Piece)&page=&f=Title&object=91.3791

P.3(P.217)
Robert Morris:最もありふれた可能な方法から始めるためには、彫刻の関心が、暫くの間、明瞭であるばかりでなく絵画のそれらと敵対してきていることから始められるべきだ。彫刻の価値のネイチャー(本質、性質)がより明白になればなるほど、反対のもの(抵抗、妨害、敵対、対立)がより強く現われる。確かにそのネイチャー(本質、性質)の継続(持続)している現実化(実現、理解、実感)は、絵画がそれ自身のために宣言した(明確に系統立てて説いた)如何なる弁証法的な発展(進化)とも関係なかった。約半世紀にわたり占められてきた絵画を前進させたものへの第一(本来、根本)の問題のある(疑わしい)関係(関心)は構造化されてきている。構造的な要素は、サポート(支持、土台)の文字通りの性質のネイチャー(本質、性質)の範囲内に置かれていることを徐々に(緩やかに)明らかにされてきた(注2)。それはリミット(限界、境界)との長い対話だ。彫刻は、一方で、イリュージョニズムとは決して関係してこなかったが、幾らか矛盾するが、このイリュージョニズムをあきらめそのオブジェクト(もの、客体)にアプローチするむしろ敬虔な行動に50年の努力の基礎を置いてくることがどうしてもできなかった。写し(模写)を除いては、それはイリュージョニズムとは混同されないためであるが、空間、光、マテリアル(素材)の彫刻的な事実はいつも具体的(具象的、有形的)で文字通りに(事実上、本当に)いつも作用(機能)してきた。そのほのめかし(引喩)あるいは参照は絵画の指し示す感覚(感性)とは同一程度ではなかった(釣り合っていなかった)。もし絵画がそのオブジェクト(もの、客体)にアプローチすることを探求してきたなら、その途上でそれ自身を非物質化することに同じくらい熱心に探求してきただろう。彫刻の本質的に触覚の(触知できる)ネイチャー(本質、性質)と絵画と関係した視覚的な感覚(感度、感性)との間のより明白な差異は、作られる必要がある。
 タトリンはおそらく表現(表象、代理)から彫刻を自由にし、その種のイメージ、あるいはむしろ彼が使用した非-イメージと彼のマテリアル(素材)の文字通りの使用両方によって、自律的なフォーム(形態、形式)として彫刻を確立した最初の人だった。彼や、ロトチェンコや、他の構成主義者達は、「そのエレメント(構成要素)がネイチャー(本質、性質)の中でそれらの正当化をもはや持たなければ、構造は建築になるが、彫刻にはならない。」というアポリネールの意見を論破した。

P.8(P.218)
注2:クレメント・グリーンバーグとマイケル・フリードはこの展開(進化)を扱ってきた。フリードのカタログの中にある「推論的な構造」や「3人のアメリカ人の画家」の論考は、明確に絵画におけるそのサポート(支持体)の役割を扱っている。

Clement Greenberg(クレメント・グリーンバーグ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0
Michael Fried(マイケル・フリード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89
Vladimir Tatlin(ウラジーミル・タトリン)
https://www.google.co.jp/search?q=vladimir+tatlin&hl=ja&prmd=imvnsob&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=nSddUK-sMu2ZmQWSyIGoDw&sqi=2&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1519&bih=886
Alexander Rodchenko(アレクサンドル・ロトチェンコ)
https://www.google.co.jp/search?q=Alexander+Rodchenko&hl=ja&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=-SpdUILMBOXLmgWJ2YDICw&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1519&bih=886
Constructivism(構成主義)
https://www.google.co.jp/search?q=Constructivist&hl=ja&prmd=imvnsb&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=RCtdUP6EKs32mAXs_4HAAQ&ved=0CAoQ_AUoAQ&biw=1519&bih=886
Guillaume Apollinaire(ギヨーム・アポリネール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%AB