Richard Serra
The Matter of Time
Steidl

Richard Serra(リチャード・セラ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Richard+Serra&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
YouTube(Richard Serra)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Richard+Serra&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
美術家の言葉(リチャード・セラ)
http://www.b-sou.com/palw-Serra.htm

Hal Foster(ハル・フォスター)
http://en.wikipedia.org/wiki/Hal_Foster_(art_critic)

P.24
HF:それでは抽象表現主義のプロトコル(定式)からのシフト(変化)はその学校では起こっていたの?

RS:いいえ、抽象表現主義はまだイエールの私より1年か2年先行していた画家達の中では支配的な言語だった。彼らはまだ四方に激しく吹付けていて、そして私もそうだった。しかしその時でさえジョーンズとラウシェンバーグは中枢的な人物と見做されていたから、論議は幾らか変わり、ポップが非常にゆっくりと進行していた。イエールについて素晴らしかったことは彼らが招待した訪問者で、ラウシェンバーグや、フィリップ・ガストン、アド・ラインハート、フランク・ステラ・・・だつた。それはニューヨークからのアーティストの為の回転ドアだった。

HF:あなたは、あなた自身に、これらの異なったアーティスト達を解剖し、様々なポジション(立ち位置)を見つけ出す(理解する)ままにさせたのか?

RS:それは2年目と3年目の間だった。最初の年はふさわしく訓練させられた。あなたは例えば、ドローイングとデザインを選択しなければならない。デザイン科目は、ジャガイモ、セイ(サージに似た昔の薄い毛織地)、あるいはドットを作る為の道具としてのコルクを使うバウハウスの教育伝統から由来していて、基本的にはシェイプ(形)、フィールド(領域)、スキャニング(細かく調べること)を扱う為の地と図の問題だった。その科目は、すべてのマーク(しるし、記号)が数えられることを強調する為に設けられ、私達は何時間も、何日も、何週間でさえも、ドットの問題に費やした。それから色の科目があり、私達はカリグラフィーもまたとらなければならなかった。私はそれはそんなに得意ではなかったし、私は先生が私にそれは本当は問題じゃないと話していたのを憶えている。

HF:なぜ?

RS:彼はマーク(しるし、痕跡、記号)を作る為には多くの異なった方法があり、アートの歴史の中で何千もの人々が木のドローイングを描いてきたが、彼らがどのように木を描いたのかは問題ではなかったと言った。だから私は、あなたがパルス(波動)やビート(鼓動、拍子)、スペーシング(間隔)や、リズム(律動)を理解する限りは、完全に真直ぐな線や、あるいは完全に45°の斜めの線を作らなくてもよかった。彼は私にマーク(しるし、痕跡、記号)の厳密さについてあまり悩まないようにと話した。それは私を楽にしてくれた。

HF:あなたがイエールにいた時、ジョセフ・アルバースの影響は続いていましたか?

RS:はい、最初の年は特に。彼がちょうど退職したところだった。私が卒業した時、アルバースは彼が彼の本「Interaction of Color(色の相互作用)」イエール大学出版を校正するのを私に手伝うように頼んだ、なぜなら私は私の最後の年に色の科目を教えていたからだ。私はその夏をその本の校正で過ごし、私達はそれを一緒に乗り越えた。もしあなたが彼の科目に教わっていれば、あなたは色の状況や、色調、等価性等々、「ウエット(湿った)」あるいは「ドライ(乾いた)」色の様なサブジェクティブ(主観的、主体的)な質に加えて物事に対する目を発展させた。あなたの目は瞬間の変化を見ることに適応(調律)させられた。

HF:しかし、色はあなたの作品には表明されないのか?

RS:もしあなたが黒が色だと思えばそうだろ!だからそれは私の作品ではとても明白だ。

Jasper Johns(ジャスパー・ジョーンズ)
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Robert Rauschenberg(ロバート・ラウシェンバーグ)
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Philip Guston(フィリップ・ガストン)
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Ad Reinhart(アド・ラインハート)
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Frank Stella(フランク・ステラ)
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Josef Albers(ジョセフ・アルバース)
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