Rachel Whiteread: Transient Spaces (Guggenheim Museum Publications)

Rachel Whiteread(レイチェル・ホワイトリード)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Rachel+Whiteread&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
http://en.wikipedia.org/wiki/Rachel_Whiteread
美術家の言葉(レイチェル・ホワイトリード)
http://www.b-sou.com/palw-Whiteread.htm
YouTube(Rachel Whiteread)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Rachel+Whiteread&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Untitled(Apartment)
http://www.guggenheimcollection.org/site/artist_work_md_162B_1.html
Untitled(Basement)
http://www.guggenheimcollection.org/site/artist_work_md_162B_2.html
Ghost(ゴースト)
http://uk.youtube.com/watch?v=gGL5tgqvrg4
Holocaust Memorial(ホロコースト記念碑)
http://fcit.usf.edu/HOLOCAUST/RESOURCE/GALLERY/JP.htm

P.59
CH:その記念碑の為に本のキャスト(型取り)を作る時、あなたはあなたの他の本のピース(作品)の殆どとは異なってそれをした。その本の周りの空間を示しながらネガティブなキャスト(型取り)をする代わりに、あなたはポジティブなキャスト(型取り)を生み出した。本の一枚一枚は見物人に向かって付き出していて、結局私達は外部から図書館として現われるものを見ることがわかる。これらのポジティブなキャスト(型取り)の重要性は何ですか?

RW:私がこのピース(作品)を作っていた時、私は如何にそれが蛮行で破損されるか、如何に破壊されることなしに使われうるか、如何にそれがその都市の中で幾らかの威厳と共に生きることができるべきかについて考えていた。私に破壊について心配させたことの一つはセラの「Intersection(横断、交差)[1992年]であって、それはバーゼルのスタッドシアター(都市劇場)の外部にある。私がそれを見た最後の時、それは完全に手が届く範囲の高さまで落書きで覆われていた。内部にはコンドームや注射針や尿があった。それは公共のアートワークのピース(作品)へのとても酷い反応だった。私は私の作品が記念碑に成ろうとしていることを知っていたし、私はそれが敬意を払われるかどうか全く確信していなかった。だから私は内部からボルトで留められた取り換えられる本のピースと、幾らかの酷い落書きがされた場合の用心に、もし必要であれば交換として仕える一連の余分のピースを作った。

CH:それではポジティヴなキャスト(型取り)を生み出す理由は破壊の脅威を乗り越える為の手段だったんですね。

RW:それらはまた一連の本として読まれるにはずっと容易でもあるし、私は何かを完全に曖昧にしたくなかった。既にそれは彼らが実は理解できない抽象的な塊りであると考えている人々もいれば、それは匿名の図書館であると考えている人々もいると、私は意味している。それはまた実にコンクリートのバンカー(掩蔽壕)の様に見える。

CH:バンカー(掩蔽壕)はそれ自身を保護する手段である。私はそのピースを多くのレベルにおける保護の隠喩として見る。

RW:私は本のすべての一枚一枚が外部に面していて背表紙が内部に面しているその様な方法の中でピース(作品)を作りたかった、だからあなたは実際の本が何であるかという考えを持たないだろう。

CH:何故あなたは本の名前やタイトルを隠したかったのですか?

RW:私は記念碑を見ることは容易であるべきであるとは思わない。あなたも知っての通り、それは見ることについてのものであり、それは挑戦することについてのものであり、それは考えることについてのものである。さもなくば、それは作用しない。

CH:あなたが生み出した図書館は制度的に見える。本はすべて同じサイズで、きちんと並べられ、列を為してさえいて、それらは端から端まで壁を埋め尽くしている。それらは組織化されているかのように見える。

RW:キャスト(型取り)の為の元々の本は木で作られていた、だからそれらは完全に組織化されている。

Richard Serra Intersection
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&um=1&sa=1&q=Richard+Serra+Intersection&btnG=%E7%94%BB%E5%83%8F%E6%A4%9C%E7%B4%A2&aq=f&oq=