Rachel Whiteread:EMBANKMENT
with contributions by Catherine Wood and Gordon Burn
Tate Publishing

Rachel Whiteread EMBANKMENT(レイチェル・ホワイトリード「築堤」)
http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/whiteread/
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=UTF-8&q=Rachel+Whiteread+EMBANKMENT&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
You Tube (Rachel Whiteread EMBANKMENT)
http://uk.youtube.com/watch?v=KItB-aQOFRs&mode=related&search=
You Tube (Rachel Whiteread)
http://uk.youtube.com/watch?v=uI9xy97Cyc8&mode=related&search=
Rachel Whiteread(レイチェル・ホワイトリード)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=UTF-8&oe=Shift_JIS&q=Rachel+Whiteread&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
美術家の言葉(レイチェル・ホワイトリード)
http://www.b-sou.com/palw-Whiteread.htm

P.76
G.B.:それはイギリスのアーティストの中であなたの世代が共通して持っている何かだ、つまり、彼らの作品の中での使用の為に無視されている毎日の都市のデトリタス(堆積物)を再生させることだ。それはまた、人々が投げ捨てたものの使用法をみつけることを見ながらごみやその飛躍を一つ一つ調べもした、Bill WoodrowやRichard WentworthやTony CraggのようなLisson Galleryの彫刻家達の先行する世代とあなたが繋がっているものでもあった。

Bill Woodrow
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Bill%20Woodrow&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
Richard Wentworth
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=Richard+Wentworth&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Tony Cragg
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=Tony+Cragg&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Lisson Gallery(Tony Fretton(トニー・フレットン)による設計のギャラリー)
http://www.lissongallery.com/
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&q=Lisson%20Gallery&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi

R.W.:ええ、私はより多くのものが現在捨てられていることを前提としているかもしれないわね。私は私のパートナーのMarcusのアイルランドのおじいさんを憶えている。彼は決して何も捨てなかった。「すべてのもの」は利用法(使用法)を持っている。彼はかつて私にクリスマスツリーから作られたステッキを私にくれた。そして彼は小さなゴムのストッパーをそれの端に付けた。「あなたはそれで長い道のりを行くだろう。」決して何かを行かせないという素晴らしい(空想的な)創造性だ。私のスタジオからあなたが見ることができるように、そんなに多くのものは捨てられていない。しかし全体的には私達の世代、iPod世代には、すべてのものはクリーンで(よごれていなくて)、テクニカルで(専門技術的で)、完全であるべきだ。それが壊れたとき、あなたはそれを直さない。つまり、あなたはまさに他のものを買うのだ。しかし私はため込む人(収集家)であり、いつもそうだった。

G.B:しかし、アートの歴史的なセンス(感覚、意味)では、25年あるいは30年間殆どの著名なイギリスの彫刻家の多くがスクラップ(がらくた)の中から利用できるものを取り出し再利用してきたという事実の重要性は何であるとあなたは感じますか?

R.W.:それはまさにイギリスの彫刻ではない、それは国際的な現象だ。しかし私は私達の世代について思うには、Bill Woodrow追従者やRichard Wentworth追従者やそのような人々は信じられないほど影響力があったと思う。彼らはみんな先生であったし、彼らはみんな私の世代のアーティストを教えていた。

G.B.:ある意味ミニマムな(最小限の)介入があった。見つけられたオブジェクトはいつも事実上それらがあるがままにされた。

R.W.:Bill Woodrowはすべてのものを変化させたんですよね。すべてのものは切り分けられ何か他のものに変えられた、例えば洗濯機がギターあるいは他のものに変えられた。そして私の作品は全体的な介入である。物事はもはや存在しない。それらはまさに型取りの型として使われたんだ。

G.B.:おそらくそれを見る為のより良い方法は、モニュメンタリティー(記念碑性)の基本的な(根本的な)排除の共有された美的価値観としてだろう。

R.W.:私はあなたが言っていることはわかるが、しかしそれはまさにデトリタス(堆積物)や周囲にあるものを使うことである。私にとっては、それは記憶の中にとても固定されている。それは最初にやってくるところである。そして今それは(特に箱と一緒に)何か建物の為の媒介物になる。私は石膏の箱の作品のいくつかはとても親密感を与え(個人的で)、とても悲哀に満ちた(感情的な)ようになろうとしていると思う。

→Tate ModernはHerzog & de Meuronによる設計だが、そこで行われたRachel Whitereadの展覧会 EMBANKMENTを見て、Herzog & de Meuronは箱の堆積としてのTate Modern 2を構想したのかもしれない。ただしヘルツォークがインタヴューの度に重要と述べるアンビギュイティー(曖昧性)も保持されている。これは単なる「建築デザイン」となってしまうことを防ぐねらいもあるだろう。箱や家型を積み重ねて行くというアイデア自体は80年代にゲーリーがよくやっていたことで建築ではことさら新しいわけでもないが、それ自体が何を目論んでいるかというのは違うだろうから、そこを見た(考えた)ほうがいいだろう。(井戸)

Herzog & de Meuron Tate Modern 2
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=Herzog+%26+de+Meuron+Tate+Modern+2&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Herzog & de Meuron
http://images.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&lr=&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=Herzog+%26+de+Meuron&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2