Peter Eisenman Diagram Diaries
UNIVERSE

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Peter+Eisenman&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
YouYube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.58
Peter Eisenman:実際のダイアグラムが、プラトンの立体の様な、価値を与えられたいくつかのフォーマルな(形態の、形式の)起源に対する間違えようのない参照を含んでいたが、建築の内在性の中の「深い構造」のアイデア(考え)が、フォーマルなエッセンス(本質、実在)のアイデアと同じことを表していることを決して意味されなかったことは、これらの初期のダイアグラムのコンテキスト(文脈)の中で理解されなければならない。むしろ、あらかじめの状況としての深い構造のアイデアは差異それ自身の内在性としての建築のアイデアを表明するために意図されたものだった。

Platon(プラトン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3

P.59
Peter Eisenman:それは機能を体現するものとしてのフォーム(形態、形式)とそれ自身のフォーマルな状態に対してのみ従順なものとしてフォームする(形作る)意味との間の差異である。これらの初期のダイアグラムは、もはやフォーマルなエッセンスには依拠せず、むしろダイアグラムそれ自身のロジック(論理)の中の可能性のある偶然に依存する状態に依拠するロジックの仮定を含んでいた。ダイアグラムは近代のプロジェクトの中ではあらかじめ認められていなかった何かを指摘する試みだった。そしてフォーマルなボキャブラリー(語彙)が同じものであると言われることができると同時に、その議論的価値は確かにダイアグラムによって根本的に変えられた。
深い構造のアイデアが一揃いの論理的な関係性によって定義されていると同時に、その建物の中の不在の記号のアイデアは、最初にその建てられたオブジェクト(もの、客体)から内在性へと認識を動かし、それからフォーマルなエッセンスの一つから潜在的な他者性のダイアグラムへと内在性のアイデアを動かすことを意図されていた。それはすべての完全体はフォームを持つが、そのフォームの美は、それがダイアグラムの中で見られるとき、重要ではないということが論じられた。

P.61
内在性:キューブ

P.62
Pter Eisenman:むしろ、空間の中の異なったポジション(位置)とそれらの空間的な関係性や所謂ダイアグラムのシンタックス(統語論、構文法)の固有のロジックは、ダイアグラムの完全体がリアル(現実的)でフィジカルな(物質的な、身体的な)コンテキストに置かれたとき、いくらかの内在性への関係性を表現しただろう。これらの完全体はプレゼンス(存在、現前性)とは反対のアブセンス(不在)だったとき、これらは内在性の中のもともとのアブセンスの潜在的な状態の信号を出すだろう。
その時、ダイアグラムの私の使用はこれらのダイアグラムが潜在的に建築の中に存在するという一つの提案としては十分な類似ではなかった。それらの存在は建築の「ナチュラル(自然、本質的)な」マテリアル(物質)の、機能の、美の、状態によって抑制された。このセンス(意味、感覚)で、建築の内在性はダイアグラムとタイプ(類型)の間にあるが、差異、つまり機能やスタイル(様式)あるいはイメージとしての建築以外の差異としてのダイアグラムのアイデアとして考えられた。House 1(住宅1号)と続く一連の初期の住宅では、ダイアグラムは如何なる建築にもみなぎっている一揃いの存在する統語論的(構文法的)構造を包含しているように考えられた。

→機能=部屋で構成されるという信仰を、行為=場所で構成するというルールも脱構築=「解体+構築」の一つの操作子だ。何か新しいもの、つまり自分も見てみたい世界は、構造主義的、ポスト構造主義的に考えると、結局拠るべき確固たる根拠なんてないのだから、外部からのルール(ロゴス)か、既存のルール(ロゴス)を「人間」主義的予定調和でなく、暴走(オーバードライブ)させてみるか、反転させてみるか、ずらしてみるか、その「意味するもの」と「意味されるもの」の意味作用や神話作用を宙吊りにしてみるかということだ。逆に言うと一般的に信仰されているルール(ロゴス)ではないルール(ロゴス)が現実世界には存在していて、勿論それもまたフィクションであることは承知の上で、それを利用したのがコールハースだ。(井戸)

Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB
Claude Gustave Lévi-Strauss(クロード・ギュスタヴ・レヴィ=ストロース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC
Rem Koolhaas(レム・コールハース)
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