UN Studio – Move: 3 Volume Set: Imagination/Techniques/Effects
Goose Press, Netherlands

UN studio
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2 Techniques

P.23
どのようにしてダイアグラムは操作的になるのか?ダイアグラムの抽象的なマシーン(抽象機械)は引き金を引くことを必要とする。それは変形させる力のあるプロセスが始まることができるために動き出されなければならないが、この動き(運動、装置)はどこに起源があるのか(生じるのか)?どのようにしてそのマシーン(機械)は引き金を引かれるのか?変化と変形を実現する原理とは正確には何なのか?さらに私達はどのようにこの原理を抜き出す(特定する)ことができ、意のままにそれを捕まえ使用することを可能にするディメンション(特質)をそれに与えることができるのだろうか?ダイアグラムのそのワーク(仕事、取り組み)への挿入は結局デザイン(設計)のプロセスの中の時間とアクション(動き、作用)の役割を指し示す。時間とアクション(動き、作用)の編み合わせは、長い物語の筋がその物語の中でブラックホールの周りをぐるぐる巻いている小説の様に、変形を可能にする。

P.25
もしその物語の主人公がその中に落ち込むブラックホールがなかったら、その物語のランドスケープ(世界)は円滑で(平坦で)時間のない平面になるだろう、そこではヒーローは、彼のキャラクターと冒険がこのランドスケープ(世界)によって形作られるのだが、発展(展開、進化)できない。物語はキャラクター(登場人物)、場所、イベント(出来事)、持続の内在的な(固有の、本質的な)組み合わせである。その物語のランドスケープ(世界)とブラックホールとキャラクター(登場人物)は一つになる。それらは一緒になって抽象的なマシーン(抽象機械)の引き金を引く。建築では、それはこのような何かに向かう。つまりそのプロジェクトはそのコース(進行、成り行き、方向)にけしかけられる(使用される)。そのワーク(仕事、取り組み)がダイアグラムをタイポロジー(類型)の中に逸れる前に、そのプロジェクトの幾つかの重要な側面と繋がる意味の豊饒や、潜在的な(可能な)ムーブメント(動き)の充満や、構造とともに積載されることが、見つけられる。このダイアグラムのスペシフィックな(特定の、特異な)プロパティー(性質)はそのワーク(仕事、取り組み)に新しい光を投げかける。結果として、そのワーク(仕事、取り組み)は固定されない(はっきりしない)ものになる。つまり、新しい方向付けと新しい意味が引き金を引かれる(引き起こされる)。そのダイアグラムは、建築を変形し自由にしながら、そのプロジェクトのコース(進行、成り行き、方向)を急進的に(根本的に)変えるブラックホールの様に作動する。

→抽象機械はドゥルーズ=ガタリの「千のプラトー 資本主義と分裂症」の影響。また、ムーヴメント(動き)はマレーヴィチの影響も感じる。(井戸)

Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA
Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%AA
Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB
Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80
Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC