Conversations with Mies van der Rohe
Moises Puente,editor
Princeton Architectural Press

Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Mies%20van%20der%20Rohe&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A8
You Tube(Mies van der Rohe)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Mies+van+der+Rohe&search_type=&aq=f

P.21
Graeme Shankland:1959年(このインタヴューがされている年)は同じように熟成した時期たりえないのか?

Mies van der Rohe:私は私達が心的なプロセスについて理解しないことが多くあるが、もし状況が十分に強ければ、人々はその状況を感じられるようになり、そしてそれに取り組むようになるだろうと思う。私はそれは如何にしてそれが起こるかということであると思うが、私はそれが今日起こっているかどうか確信していない。

Graeme Shankland:この気付きは強要させられえますか?

Mies van der Rohe:私はそうは思わない。私はそれは物事のネイチャー(本質)の中にあると思う。それは時間を要する。アイデア(考え)の間やオブジェクティブな(目的の、物質的な、実在の、客観的な)事実の間の関係を理解することは私には長い時間がかかった。しかし、私がこの関係をはっきりと理解した後、私は他の荒い(とっぴな、でたらめな)アイデア(考え)で時間を浪費する(いじくりまわす)ことはなかった。それは私がまさに私のスキーム(計画)を可能な限りシンプル(単純)に作る主な理由のひとつである。私はいつもオーダー化された(規則正しい)関係の為に取り組んできた。例えば、イリノイ工科大学(IIT)のキャンパスの建物を取り上げよう。そこでは私達は24フィート(約7.315m)四方の網をそのキャンパス中に描き、その交点にはすべて私達は柱を立てることができた。個々の建物を如何なるポイント(地点)でも接続し、なおその上オリジナルのシステムを残しておくことがこのように可能である。

Graeme Shankland:しかしあなたの気付きは長い実現プロセスだったのか?

Mies van der Rohe:始まりにおいて、それは本能(直観)のドライブ(衝動)以上のものだった。その後それはますます意識的な気付きになった。しかし、再び、このすべては私の中からのものだった。いつも。BBCによる私へのインタビューの中で私はヨーロッパの他の3人の人々について話し(注3)、彼らについて私は知り合いではなかったが、彼らは1926年に私が考えていたことを考えていた。彼らの仕事はこの物事を彼らの心の中で明らかにしそれについて本を書くことだった。同じ方法で私は建てなければならなかったし、私はその結果にとても幸せだった。

(注3)の3人の人物
Max Scheler
http://en.wikipedia.org/wiki/Max_Scheler
Rudolf Schwarz
http://en.wikipedia.org/wiki/Rudolf_Schwarz_%28architect%29
Alfred North Whitehead(アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89

P.24
Graeme Shankland:建築家は大きいプロジェクトで協働できますか?

Mies van der Rohe:私はこの種のまさに多くのものはチームワークそれ自身を強要していたとは思わない。私達の分野のチームワークは建築家や機械技術者や構造技術者の間のものである。それはチームワークが満ちてくる場所である。他の建築家と協働する必要がない。彼らに何ができるのか?誰が何をするのか?私は言ってしまえば異なったデザイン(計画)と選択をすることはより良いだろうと思う。結局、何故私は誰か他の人と私のアイデア(考え)を議論しなければならないのか?とにかく最も重要なことは議論されえない。私は他の人々と協働しないほうを好むだろう。私は違う方法で大企業の建築家達と協働するが、私は彼らとは私のアイデア(考え)について議論しない。私は決してそのようなことはしないだろう。
構造技術者とも同じである。私達は彼に私達がしたいことを話し、彼は私達にもしそれが可能であれば話す。デザイン(設計)の分野で構造技術者は、ピエール・ルイージ・ネルヴィの様な僅かの例外もあるが、彼らがしているものを知ってはいない。

Pier Luigi Nervi(ピエール・ルイージ・ネルヴィ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&hs=LBM&q=Pier%20Luigi%20Nervi&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://en.wikipedia.org/wiki/Pier_Luigi_Nervi

Graeme Shankland:ひとりの人間が正しいものと間違っているものの明白なアイデア(考え)を持つことができるのか?さもなくば、これはうぬぼれではないか?

Mies van der Rohe:私はただ一人の人間である。アイデア(考え)がよく、それが明白なアイデア(考え)のとき、それは唯一一人の人間から生じてくるべきである。もしアイデア(考え)がオブジェクティブな(目的の、物質的な、実在の、客観的な)方法で実証されたならば、すべての人はそれを理解することができるだろう。しかし、勿論、いままでそうしてるのは僅かの人々しかいない。

Graeme Shankland:あなたは私達が思考の新しい段階に移行したと思いますか?

Mies van der Rohe:私は核分裂の出現によって違いがないのは飛行機の出現によって違いがなかったのと同じであると思う。私は思うに、人々は基本的に変化しない。私達は私達が新聞で読むことによって容易にあまりにも影響されてしまいうる。私は世に言うこのスーペース・エイジ(宇宙時代)はまさに宇宙(その分野)の技術的な問題であると考えている。