Conversations with Mies van der Rohe
Moises Puente,editor
Princeton Architectural Press

Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A8
You Tube(Mies van der Rohe)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Mies+van+der+Rohe&search_type=&aq=f

P.14
Graeme Shankland:私達はいつも古い都市の中心の元気を回復することができますか?

Mies van der Rohe:いいや。いつもではない、しかし最初に、あなたは新しい開発の為にスラムをすべて使い果たすことができる。世界のすべての都市では、このようなエリアが広大にある。勿論、あなたはこれらの取るに足らない郊外の住宅の広がりを避けることができる。シカゴはそこいら中、数千ものそれら(スラム)がある。地面を使い果たす替わりに、それらは道理に合った方法で高い建物と低い建物として発展(開発)されるべきであった。

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Mies van der Rohe:そして、これはただ建築家の仕事であるとは私は言わない。ディベロッパーもまたそれをすることができたと私は思う。結局、これらの住宅の殆どはディベロッパーによって作られ、建設業者によって作られる。ほんの僅かなものだけ建築家によって作られる。

Graeme Shankland:しかし彼らはあなたのように仕事を理解していますか?

Mies van der Rohe:デトロイトのプロジェクトについて言うと、私達は新しい開発に顕著な影響を与えるだろうと私は思う。あなたも見るだろう。しかし一般に、私のワーク(仕事、作品)はその道理に合っていること(筋の通っていること)の為に多くの影響を与えていると私は思う。すべての人がそれをすることができた。それをよく(うまく、適切に)する為に、あなたは過度にファンタジー(空想)を持ってはいけない。あなたはまさにあなた自身の脳を使う必要がある。そして、結局、それはすべての人がすることができる何かである。
客観的な発展(開発)は教育の問題である。物事は例(実例、見本)によってますます良くなる。もし例(実例、見本)がないなら、それでは人々はまさに話す。彼らは本当にそれについて何も知らなくて、だから、彼らは良いものあるいは悪いものの間の相違をとにかく判断できないと、彼らは話す。

Graeme Shankland:あなたはこの進行(方法、道筋、隔たり、習慣)をいつも感じてきましたか?

Mies van der Rohe:いいや。それはゆっくりとした発展だったと私は思う。始まりにおいて、すべてのものは曖昧だった、その後そのパターン(見本)と答えは徐々に現れてきた。私がその問題を深く理解する為により深く探究すればするほど、私の作品(仕事)はより明白になった。この発展は私自身の中のものから来ていた。このプロセスの中には外部からの影響はなかった。

Graeme Shankland:もしあなたが素晴らしいアイデア(考え)を持っていてそれを建てることができなかったならば、何が起こっていたのだろう?

Mies van der Rohe:私はあなたに一つの例を言うことができる。私は1922年に初めてこれらのガラスのスカイスクレイパーを試みた。すなわち、私は紙の上でそれらをデザイン(設計)し、それらは素晴らしく仕事をした(うまくいった、作用した)。その後、私達がシカゴで私達の初めてのスカイスクレイパー(注1:860-880 レイク・ショアー・ドライブ・アパートメント 1948-51年をミースは引き合いに出している)を始めたとき、私達はそれをコンクリートで建てなければならなかった、なぜならそれは第二次世界大戦の直後であり私達は鉄を確保できなかったからだ。

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Mies van der Rohe:私はコンクリートでの解答を見つけようとしたとはいえ、同時に私は鉄で同じ建物をデザイン(設計)した。あなたがこのスキーム(計画)(注2:900 エスプラネード・アパート・ビルディング 1953-57年)をかつて見たことがあるかどうか私は知らないが、その後私達は一切コンクリートについて考えなかった。その時以来私達は鉄で建てる。

→ミースの建築を見ていると、ミースはミニマルなデザインがしたいのではなく、マテリアルのアッサンブラージュ(組み立て、構築)に対して、エレメント間の関係に対して、飾りなく(デザインという装飾やミニマルという過度の装飾なく)接していることが伝わってくる。だから必要以上にミニマルに見せようとするウワベのデザイン(ディテール)はしていない。そこが、ソフィスケートされ、あざとさが生じている、よくあるミニマルなデザインとは本質的に決定的に違う。ナチュラリティー(自然さ)が保持されている。(井戸)