Krijn de Koning: Inside/Outside
NAi Publishers,Rotterdam

Krijn de Koning
http://www.krijndekoning.nl/
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You Tube(Krijn de Koning)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Krijn+de+Koning&search_type=&aq=f

P.38
Rutger WolfsonとValentijin ByvanckによるKrijn de Koningへのインタヴュー

Valentijin Byvanck:あなたは写真を含んだポートフォリオを持ってきた。これらの写真は、あなたの周りの世界すべてを撮っていて、あなたの作品のインスピレーションの源泉を撮っていて、間に合わせの建築のすべての種類の例を含んでいる。例えば、ミニチュアゴルフのコースや、砂漠の中の道路沿いのレストラン、荒廃した場所での忘れ去られた構造物など。このような場所とあなたの作品との間の関係は何ですか?

Krijn de Koning:その写真はシンプルで実用的な建築を捕えたものだ。ミニチュアゴルフのコースは、その場所で作られたとてもシンプルな構築物で、それらはいつも同じように見える。つまりそれらは真直ぐなショットのホールから始まり、それから角度のあるホールになり、それらからループのあるホールになるという風に。それらは世界中どこでも正確に同じで、最初にセメントでそのコースを設置し、それからそれに明るいペイントをひと塗りし、いったん基本的な構築物ができたら、そのコースに装飾を施す熱心な趣味に熱中する人によって作られる。これはしばしば最も素晴らしい構築物を結果としてもたらす、それは時々極端にミニマル(最小限)だが、しかし時々とてもカラフルでもあり、度が過ぎていて、その場所一面の小さな住宅を伴うものになる。

P.40
Krijn de Koning:私はミニチュアゴルフ・コースが禅の庭のように見えるとさえ思った。

Rutger Wolfson:その写真アルバムの中には、あなたの初期の作品の写真もまたある。例えばローマ時代の壁の前に設置されたドローイングで覆われた石、そのランドスケープでの介入など。

Krijn de Koning:これらの写真の殆どはより古く、それらは実際には私の作品の展開の良いあらましを与えている。私の初期の作品では、私は石の上にドローイングを作って、私は存在するランドスケープに何かを付け足し、それから写真を撮った。その空間での介入は永続するものであったが、写真はインスタレーションとはまったく違っていた。

P.42
Krijn de Koning:写真で、アーティストは見地(見地、観点)を決定する。時間はその地点で凍結させられる。与えられた瞬間には、それはもはや十分ではなく、私はスペシフィックな場所のためのインスタレーションを作ることに変更する。私はその作品のすべての次元を、すべてのアングル(視点)を明らかにすることが好きだし、特定の場所によって供給される状況を考慮に入れることも好きだ。例えば、光、色、空間、感覚。これらの場所とスペシフィックな要因の間の関係は私の作品の中では最も重要(本質的)だ。

Rutger Wolfson:それは何故?

Krijn de Koning:それはここと今についてものだ。もしあなたが、もとの場所の何かで作品を作っていて、その場所をあなたの作品の構成要素として統合するのであれば、あなたは、その作品を他の時間と他の場所へ動かすことによってそのインパクト(衝撃)を弱めてしまう。

P.46
Krijn de Koning:それは旅行でも同じだ。つまりあなたはその現地で何かを作る為に旅行し、あなたはそれをフィルムに捕まえ、それは為された行為である。それは瞬間の介入だ。