Jan De Cock: Denkmal
Atelier Jan de Cock

Jan de Cock (ヤン・デ・コック)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jan_De_Cock
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Jan%20De%20Cock&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/jandecock/interview.shtm
YouTube(Jan de Cock)
http://jp.youtube.com/watch?v=yXXZ821TxUE
http://jp.youtube.com/watch?v=YMvUvVvvE5c
http://www.veoh.com/videos/e117728BrN2GqWC

→この本を眺めながら、前回の続きの下記のインタヴューを読みます。(井戸)

Interview between Roxana Marcoci and Jan De Cock (October 12, 2007)

Roxana Marcoci:MOMAの展示はあなたがアメリカのオデュッセイア(長期の冒険旅行)と呼ぶ野心的な1年間にわたるプロジェクトの出発点を構成する。あなたの展覧会がここで2008年4月に終わるやいなや、あなたは、インスタレーションの写真の形式での展示の「リプレゼンテーション(表現、表象、代理)」と同じ様に、作品の幾つかを巡回することを計画し、イーストハンプトンのジャクソン・ポロックのスタジオやMill Runのフランク・ロイド・ライトの落水荘からマーファのチナティー・ファウンデーションやアリゾナのグランドキャニオンまで、アメリカの伝説的な自然的建築的モニュメントを横切って道程を精密に計画した。アメリカのオデュッセイア(長期の冒険旅行)の要旨は何ですか?、そしてどういう風に、このプロジェクトは以前のものとは違うのですか?

Jan De Cock:この展示は西洋のフィルム(映画)のプールと写真の歴史から抜粋されたイメージのコンストラクション(構築)に基づいたアメリカのモニュメントのヨーロッパ的視点を明確にする。展示は個人的に私の以前の作品と関連づけられていて、その作品は何故私がイメージに古いものと新しいものを組込み混ぜるのかを説明する。私は実は、他の時は私達はただばらばらの断片を思い出しているのに、時々私達が完全なイメージを思い出すというアイデア(考え)で遊ぶのが好きだ。もし記憶(力)が殆どそっくりそのまま完全に過去を蓄積するのであれば、思い出されるものはただ断片だけしか保存しない。私達は私達が憶えているものによってと同じくらい多く私達が忘れているものに定義されている。

Roxana Marcoci:写真の記憶を助ける特質について話すと、私はあなたの作品の最もユニークな面の一つはあなたが「ピクチャー(画像)の中のピクチャー(画像)」を発生させる方法であると思う。

Jan De Cock:私の作品のエンサイクロペディック(百科事典的な)構造は西洋のアートの歴史のそれに匹敵する。古くはブルネレスキは鏡の助けをかりてランドスケープ(風景)を描いた。殆ど6百年後の現在では、リプレゼンテーション(表現、表象、代理)のシステムの中に鏡に映った(反映された)その起源を見ることは、サブジェクト(主題、主体)にとってはまだ重要である。

→バルトの「神話作用」、「表象の帝国」参照。(井戸)

Roxana Marcoci:あなたのプロジェクトの各々は、同様にDenkmalと題されたインデックス(指標)的本の出版によって組み合わされる。2007年3月にブリュッセルにあなたを訪問した時、あなたは26冊出版する計画をしていると言った。もし私が正しく憶えていれば、4番目の号がアメリカのオデュッセイア(長期の冒険旅行)に捧げられた。このシリーズの目的は何ですか?

Jan De Cock:これはエンサイクロペディア(百科事典)のシリーズだ。すべての本は自律的な作品だ。4番目の本の主題は実際に2008年、11 West 53 StreetのMuseum of Modern ArtでのDenkmal 11とアメリカのオデュッセイア(長期の冒険旅行)である。私の作品は時間と空間の中で発展し、たとえそれが異なった型(性質)をとったとしても、それは首尾一貫した全体である。本(フィルム(映画)の様に)はアートに4番目の次元をもたらす、即ち時間だ。イメージメーカーの様に、私は読者がその本の物語を追跡する方法を指示する。これはその本がミュージアムとして機能することもまた意味する。私は私達がミュージアムが直線的なストーリーに限定されるアイデア(考え)をもはや受け入れられないと思う。そのストーリーはマルチプルな(複合的な)系統を持っている。私はその縁(限界)の中でシステム的に取り組む為にミュージアムの境界を利用する。この方法で、そしておざなりの(うわべだけの)計画に答えることなく、アートは歴史になる。

Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA
Henri Bergson(アンリ・ベルクソン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80