James Turrell
Curator of the Exhibition and Catalogue : Ana Maria Torres
IVAM Institut Valencia d’Art Modern
GENERALITAT VALENCIANA

James Turrell(ジェームス・タレル)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=James+Turrell&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%83%AB
You Tube(James Turrell)
http://jp.youtube.com/results?search_query=James+Turrell&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
美術家の言葉(ジェームス・タレル)
http://www.b-sou.com/palw-Turrell.htm

P.64
A.M.P:それはあなたがかつて光を見ていた別のメディウム(媒体)が水であることのように思われる。

J.T.:光が空気よりも水の中に存在するように見えるのはより容易だ。私は壁の上の光から始めた。私はアートの歴史の中で私が見てきたスライドに魅せられた。不思議なことは、モナリザ、それは小さな絵画だが、フレーム(枠)を満たす為に壁にプロジェクト(投影)されるだろうということだ。それは、ほぼビルボード(広告掲示板)と同じサイズの、バーネット・ニューマンの作品と同じサイズになるだろう。そのスクリーンと光は、これらのことに、あなたが実際の作品を見た時にしばしば見逃していた鮮やかな光り輝くプレゼンス(現前性)を与える。そのプロジェクターは私にとっては始めるのには自然な方法だった。勿論私はそれがプラトンの洞窟の中のものと同様に「洞窟の壁」に投影されるという考えもまた好きだった。それから私は空気の中で光を使い始めた。なぜならSpace Division constructionsの様な空間の中で、あなたが空間を満たしている光の感覚を持つとき、あなたは後ろの(背景の)壁を見る為に、それを見るためのsome thing(いくらかのこと)を通してあなたが見なければならないことを実感するからだ。これの他のことは空間の中に存在している光である。この空気の中の光は普通でない考えではない。あなたは、あかあかとサーチライトや太陽に照らされて、私達の周囲(雰囲気)を照らしているそれを見ることができる。あなたが夜にスイミングプールを見るとき、光は実際にその水の中にとても容易に占有し存在している。

Barnett Newman(バーネット・ニューマン)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Barnett+Newman&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3
プラトンの洞窟
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=%83v%83%89%83g%83%93%82%CC%93%B4%8CA&btnG=%8C%9F%8D%F5&lr=
Space Division→P.170~P.201参照

P.65
J.T.:それは光を全体的なメディウム(媒体)にする。いくらかの方法では、水の中でこれらのことをすることは空気の中でするよりも容易である。だから、私は最初にそれを空気の中でそして壁の上であるいはサーフェス(表面)の上でそれを行なったんだ。たとえもし私がそのサーフェス(表面)の上でそれを行なったとしても、私はヴォリュームあるいは実在に関する客観的実在性の考えを提示したりあるいは創り出すためにそれが好きだ。時々私が彫刻を観るとき、それは、それがsome thing(いくらかのこと)であるという、それが物質的なオブジェクトであるという問いかけを決してしていない。光で私はあなたにそれがsome thing(いくらかのこと)であると考えさせることができる。何が?というこの考え、何がsome thing(いくらかのこと)の性質を与えられた実在を持つ為に必要なのか?私はいつも思考をめぐらせている。私はまた、一方は遠くからのもの、それから他方はあなたが近付いたときのもの、ということが好きだ。それはあなたが動くにつれて分解し再び集まる。如何に私達が私達のリアリティー(現実)を形作っているかということが問いに伏される。如何に私達は客観的実在性の性質を与えているのか。

J.T.:Skyspaces(スカイスペース)では、空はその開口部の頂部を越えたまぶた(表紙、ふた)あるいはガラスを作り出すように見える。それはそれに閉鎖を与える。クレーターの中では、あなたはその閉鎖を見るが、しかし、それは半球形のものでフラットな平面ではない。それはシェイプ(形)とフォーム(形)を持っている。私達は、情報の最小限で、閉鎖を創り出すだろう。それは最もフィットした(適応した)カーブ(曲線)のようなものだ。まさにほんの僅かのデータの断片で、私達はそのカーブ(曲線)の残りを肩代わりする。同じようなことが閉鎖に於ても真実である。内部と外部のこの考えはとても重要である。私達は私が終えあなたが始めるところについての壮大な肩代わりを持っている。私達はまた閉鎖のこの考えを作りもする。

Skyspaces
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=UTF-8&q=James+Turrell+Skyspaces&lr=&um=1&sa=N&tab=wi