Gerhard Richter
Text
Writings, Interviews and Letters
1961-2007
edited by Dietmar Elger and Hans Ulrich Obrist
Thames & Hudson

Gerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Gerhard%20Richter&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://en.wikipedia.org/wiki/Gerhard_Richter
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%92%E3%82%BF%E3%83%BC
美術家の言葉(ゲルハルト・リヒター)
http://www.b-sou.com/palw-Richter.htm
You Tube(Gerhard Richter)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Gerhard+Richter&search_type=&aq=-1&oq=

Hans Ulrich Obrist (ハンス=ウルリッヒ・オブリスト)
http://en.wikipedia.org/wiki/Hans_Ulrich_Obrist
You Tube(Hans Ulrich Obrist)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Hans+Ulrich+Obrist&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.521
Hans Ulrich Obrist:あなたの建築との関係性の別の側面は、勿論、あなたの展覧会についてである。本当にたびたびあなたの絵画のためにあたなは展示室を完全に設計してきた。あなたはこれらの展示の多くのドローイングを持っている。

Gerhard Richter:その展覧会をきちんと開催し、可能な限りピクチャー(絵)を見せるために、時々それらはユートピア(空想)的だが、いつも現実の展示室のためのものである。

Hans Ulrich Obrist:これは実際はいつ始まったのか?最初期の段階で、すでに1960年代の「アトラス」で、ユートピア(空想)的な展示室の配置がある。

Gerhard Richter:それが始まった時だ。美しい展示室を持ちたいというのは単に私の傾向の一つだ。多くの場合、私は窓のある展示室を主張する。例えば、1986年のデュッセルドルフ市立美術館で、私が初めてしたことは窓の障害物を取り除いたことだ。(注4)

Hans Ulrich Obrist:あなたはまたベルリンのドイツ・グッゲンハイムでとても問題のある展示室の状況に取り組んだ最初でもあり、あなたは街路に向かって窓を開けることによってそれを行った。(注5:リヒターは屋外が彼の絵画のグレーの表面に映し出される様に窓の覆いを取り除いた。)

P.522
Gerhard Richter:それはいわばそのワーク(作品)の一部だった。窓から障害物を取り除くのに時間を浪費したし、ガラスのパネルの角度のため、それはまた高くついた。今、デュッセルドルフのノルトライン・ウェストファーレン美術コレクション(注6)で、私はまた窓をその部屋に統合した。だからあなたはそれを外部から見ることができるし、とりわけ、あなたは内部から外を見ることができる。

Hans Ulrich Obrist:これは「展示の特徴」としての窓ですか?

Gerhard Richter:それが意味するものは何か私は知らないが、私は美術館が、もし可能であれば、もはや窓を全く必要としないということは悪いことだと思う。建物は、完全に空調され、もはや一つも窓が必要とされない様なつまらない照明が備え付けられている。

Hans Ulrich Obrist:このミュンヘンでのレンバッハハウス美術館(注7)での地下の状況の様に、あなたのデュッセルドルフの展覧会は今どこを巡回していますか?

Gerhard Richter:私はそれに関してはとても不満だった。事実、それについて考えることは私に気分を悪くさせた。それは建築ではなく、駅のプラットフォームであり、それは非-建築だ。適切な展示は舞台を必要とし、ピクチャー(絵)は建築を必要とする。それはまったくシンプル(単純)なことだ。

Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen(ノルトライン・ウェストファーレン美術コレクション)
http://en.wikipedia.org/wiki/Kunstsammlung_Nordrhein-Westfalen
Lenbachhaus in Munich(レンバッハハウス美術館)
http://www.lenbachhaus.de/