Gerhard Richter
The Daily Practice of Painting
Writings 1962-1993
Thames & Hudson

Gerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Gerhard%20Richter&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://en.wikipedia.org/wiki/Gerhard_Richter
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%92%E3%82%BF%E3%83%BC
美術家の言葉(ゲルハルト・リヒター)
http://www.b-sou.com/palw-Richter.htm
You Tube(Gerhard Richter)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Gerhard+Richter&search_type=&aq=-1&oq=

P.15
科学者達は確かにアートに影響を与えてきた。アステカ族にとって、日没が説明のできない出来事であり、それは彼らの神の想像された助けに張り合うことができなかったものであり、あるいはそれなしでは生き残ることすらできなかったものである。この種の明らかな現象はそれ以来解明されてきた。しかし説明できるものの全く想像されたことのない広大さは今その説明できないものを私達の頭がきりきり舞いさせられるような巨大な物事にしてきたし、古いイメージは泡のようにはじけた。(私達が星がちりばめられた空を見ている時の様に)全く説明できないものの思考と、如何なるセンス(意味、感覚)をもこの巨大な広大さの中に読込む不可能性は、それぐらい私達に影響を与えているので、私達は生き残る為に無知である必要がある。
奇妙に聞こえるかもしれないが、人が進もうとしている場所を知らないこと、人が道に迷っている、人が損失者となっていることは、集団的な安心と集団的な重要性に対するものとしての最も偉大な可能な真実と楽天主義を明らかにする。信じる為には人は神を失っていなければならない、つまり描く為には人はアートを失なっていなければならない。