Artists Talk: 1969-1977
Edited by Peggy Gale
The Press of the Nova Scotia College of Art and Design

Carl Andre(カール・アンドレ)
http://www.google.co.jp/search?q=Carl+Andre&hl=ja&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&ei=6rluTqClNefXmAWCnvWLCg&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&cd=2&ved=0CBkQ_AUoAQ&biw=1627&bih=861

→レイチェル・ホワイトリードが影響を受けた作家としてカール・アンドレがよく取り上げられるのと、このインタビューの中でデュシャンの影響についてアンドレ自身が語っているので読んでみたい。(井戸)

P.11
カール・アンドレ
1969年12月

Carl Andre:私が今始めることができる唯一のことは、もし何か質問やコメント(論評)があれば、、つまり私について聞いたことがあることや、私が言ったことを聞いたことがあること、あるいは他の人々が言ったことの幾つかについて、ここの人々に尋ねてみることだ。何か思うことはないですか?特に、私は論争を助長するだろう。私は、ウィリアム・ブレイクが言った様に、「対立(反対)が真の友好(友情)だ」と感じている。
 私はこの夏、8月から9月にかけて、ハーグで展覧会をし、そのコンテンポラリー・アートのキュレーターは、その美術館の私の展覧会をアレンジ(計画)をした人だが、オランダのハーグから私がギャラリーを持っていたドイツのデュッセルドルフまでその作品の運送のための委任を求めながら、その美術館のディレクター(館長)にノーマル(標準的)なフォーム(形式、方式、慣例、型)を送った。その美術館のディレクター(館長)はその作品を船で運送することを拒否した。なぜなら、彼は言った、「これはがらくたであり、アート(芸術)ではない。」あなた方も知っての通り、私は私を非難してくれとは言っていない、なぜなら私はとても小さな少数派だからだ。あなた方はあなた方の各々もまたそうであることを知っている。誰かを困らせる何か論点がありますか?それらは私が最も話したい論点だ。

会場から:Lucy Lippardがあなたの作品について言ったことが一つある。もし私がそのセンス(意味、感覚)を正しく捉えていたなら、あるヴォリューム(容積、体積)を占有するために拡張する(広げる、伸ばす)ことを意図されたアイテム(部材)は、それらを超えた暗黙のヴォリュームを持っている。ある意味では、それはそれらがあなたのピース(作品)のいずれもの上に存在した柱全体の輪郭を描いた(明確に描写した)マーク(しるし、痕跡)であると言っている。これはあなたの意図と何か関係ありますか?

Andre:ええ確かに、私の彫刻は床のピース(作品)だ。各々は、地球(大地)のサーフェス(表面)の上のどこかのエリア(領域)の様であり、荷重がかかる空気の柱を支えている。それは何か?1平方インチあたり14.7ポンドだ。

P.12
Andre:だからある意味(感覚)で、それはある柱を表しているかもしれない。それはあるアイデア(考え、観念、イデア)ではなく、それはあなたも知っている何かのセンス(感覚、意味)であり、ある境界を画定された場所だ。ともかく私は、地球の中心に向かっている狭まっていく三角形?のアイデア(考え)よりも、それがその様に進んでいることをいつも考えていたと思う。

→カール・アンドレは、ダダの様に言語破壊的な詩の作品も作っている。OMA/レム・コールハースのパリ国立図書館案の塊からヴォイドをくりぬくのなんか、概念的にはまるでカール・アンドレのアクリルの彫刻、ネガティブ・スカルプチャー(1958年)そっくりだ。(井戸)

William Blake(ウィリアム・ブレイク)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF
Lucy Lippard
http://en.wikipedia.org/wiki/Lucy_R._Lippard
Rachel Whiteread(レイチェル・ホワイトリード)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Rachel+Whiteread&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
Marcel Duchamp(マルセル・デュシャン)
http://www.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Marcel%20Duchamp&lr=&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi
ダダイズム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A0