El croquis 156
Valerio Olgiati 1996/2011
Valerio Olgiati(ヴァレリオ・オリジアティ)
https://www.google.co.jp/search?q=Valerio+Olgiati&es_sm=91&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=BlkWVMWsFNSgugSCiYCQCQ&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1542&bih=899
P.16
ヴァレリオ・オリジアティの概念作用目録
2011年冬 フリムスとブラックスバーグにて
ヴァレリオ・オリジアティは、幾つかのきわめて魅力的な建物やプロジェクトを生み出すばかりの建築家ではなく、彼はまた如何に建築が作られているかという一般的に保持された仮定条件のまさに核心をつくステートメント(声明)で建築の専門的職業(同業者)と規律(分野)の目を覚まさせた建築家である。3つのよく知られたその様なステートメント(声明)の例として、チューリッヒのオフィスビルのコンペに勝った計画を説明したとき、オリジアティは「この建物について何もデザイン(設計)されていない」という彼の宣言で、建築の同僚をはっと驚かせた。彼が「何も信じていない」から、彼の建物はそれらが現状の様(あるがまま)であるというアナウンスメント(声明)で、オリジアティはアバディーンやブリュッセルやポルトやワシントンや他の都市でのレクチャーの聴衆を挑発した。彼が「建物のためのデザイン(設計)を確信(納得)させるためにスケッチしない」と断言したとき、オリジアティは建築の同業者やヨーロッパやアメリカの大学の学生に集団的な不安(不愉快、居心地の悪さ)を引き起こした。続くテキストは、ヴァレリオ・オリジアティによるアイデア(イデア、考え)とポジション(姿勢)の目録であり、それはそんなに多くの一般の人々に知られてはいないが、オリジアティの建築の得体の知れない特徴の理解を増やすだろう。その考え(思考)は、2011年冬にスイスのフリムスとヴァージニアのブラックスバーグで行われた一連の対話でオリジアティによって表現されたもので、続く観念化する目録に後に編集された。
非-参照的建築
Markus Breitschmid:あなたはかつて「結局は、‘ただ’アブストラクト(抽象的)な建築」を作ることを目指していると宣言した。より最近では、あなたは非-参照的に発明(創案)された何かとアブストラクション(抽象)との間を区別している。なぜあなたは今その2つの間に差異を設けているのか説明してもらえませんか?
Valerio Olgiati:非-参照的さとアブストラクト(抽象)の間の差異を、一人の建築家として私自身の目的のためにとても重要な過去の建築からの例で説明させてください。カンボジアのアンコールワットの寺院はアブストラクト(抽象)であるが、一方、グアテマラのティカルのマヤの寺院は発明(創案)され非-参照的な建築の一つの例だ。もしそれがアブストラクション(抽象)であるなら、そこにはデパーチャー(出発、新発展、離脱)のポイントが存在するし、それへの系譜があるが、一方、発明(創案)はそのような先祖(起源)を持たない。発明(創案)とともに私はそのコンテント(内容、意味)と同じくそのフォーマル(形式的、形態的)なプロパティー(特性)に関して非-参照的な何かを明確にする。
アンコール・ワット
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ティカル マヤ寺院
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%A4%E5%AF%BA%E9%99%A2&es_sm=91&biw=1542&bih=899&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=k1cWVLehN5OMuATxuIL4BQ&ved=0CAcQ_AUoAg#tbm=isch&q=%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%A4%E5%AF%BA%E9%99%A2