Roni Horn
Phaidon

Roni Horn(ロニ・ホーン)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=Roni%20Horn&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi

→キャンディーの堆積などの作品が有名なフェリックス・ゴンザレス=トレスへのオマージュ作品を作る様に、作品から感じる感覚がトレスに近いロニ・ホーンのインタヴューを読んでみたいと思います。トレスはインタヴューでアルチュセールやフーコー、バルト、ブレヒトを読まずして作品は作りえなかったと言っていたが、ロニ・ホーンはどうなんだろう?(井戸)

P.8
Lynne CookeによるRoni Hornへのインタヴュー

Lynne Cooke
http://en.wikipedia.org/wiki/Lynne_Cooke

Lnne Cooke:あなたの最も最近のピース(作品)「Pi(1998年)」は、あなたの作品の中で写真のイメージと建築の空間の間の新しい関係性を確立している。

Roni Horn:それは発行し続けている一連の本「To Place」として始まった。「Arctic Circle(北極圏)(1998年)」はその本のタイトルだったし、そういうコンテキスト(文脈)の中で、それは明白にアイスランドでロケされたものだった。私がこの他の作品「Pi」を「To Place」シリーズから引き出した時、それはアイスランドから引き出された含意によってだった。あなたがこのピース(作品)を見ている時、その作品はそこ(アイスランド)から引き出されているとはいえ、アイスランドとの必然的な関係はない。そのタイトルは円とのより広い関係の中へ発展していった。つまり円の円周に対する直径の比率である数学上不変なπへのレファランス(参照、言及、表示)である「Pi」である。「Arctic Circle(北極圏)(1998年)」はマッピング(地図化)する手段として以外では現われない。それはすこし市民(公衆)のインフラストラクチャー(基礎構造)であり、つまりそれは、ある意味、その惑星(地球)がその中に存在する出来事のスケール(規模)と人類を関係付けさせる方法として機能する。「Pi」はまた私達の限界を超える何かとの関係の方法もまた提示する。このインスタレーションの中で、それは、一緒になって恒久性(恒常性、不変)のアイデア(考え)を形作る円のそして循環的な出来事の収集を言及(指示)する。時間のパッサージュ(経過、推移、変遷)、生と死の循環、世俗的な(ありふれた)日常の存在(実存)、脚色されスタイル(様式)化された生活(生)、収穫・・・すべてはこれらの循環を形作る。「Pi」のインスタレーションはまた円(循環)のレファランス(参照、言及、表示)を取り囲むもの(環境、周囲)や水平のアイデア(考え)へと拡張する建築的な側面を巻き込む。その作品は見る人を空間的に取り囲む。それはだいたい目の高さに掛けられた、だからあなたは文字通り水平の上にいることになる。

P.9
Lnne Cooke:それは地面から約6フィート(182.88cm)のところに取り付けられた、だから水平線は見る人の頭の高さの平均よりも上だ。あなたはある角度で見上げるために、後ろへ下がることを強いられる、つまりあなたがそれを見る為にその部屋の真ん中に向かって動いて行く様に、かつて誰もあなたの方法でした人はいない。あなたはいつもその作品を全体として見ることができる。

Roni Horn:私は見る人が各々のイメージに単独で集中することや、全体のコンテキスト(文脈)から外れて個々のイメージを分離させたり相互に作用させたりすることを防ぎたかった。もしそれが起こったのならば、決定的なセンス(意味、感覚)で、その作品はおもしろく読まれえなかっただろう。

Felix Gonzalez-Torres(フェリックス・ゴンザレス=トレス)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Felix+Gonzalez-Torres+&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
http://www.b-sou.com/palm-Gonzalez.htm
YouTube(Felix Gonzalez-Torres)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Felix+Gonzalez-Torres&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2