Richard Serra:Writings Interviews
The University of Chicago Press
Chicago and London

Richard Serra(リチャード・セラ)
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YouTube(Richard Serra)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Richard+Serra&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
美術家の言葉(リチャード・セラ)
http://www.b-sou.com/palw-Serra.htm

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouTube(Peter Eisenman)
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Holocaust Memorial Berlin(ホロコースト・メモリアル、ベルリン)
→ピーター・アイゼンマンとリチャード・セラのコラボレーション。(井戸)
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You Tube(Holocaust Memorial Berlin)
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P.144
RS:たとえ、あなたがリード(先導、指揮)を使うときでさえも、それはエントロピー(熱力学の状態関数、一様化、崩壊、混沌)の高いオーダー(秩序)を持ってしまう。明らかに、それは持続しないだろうし、一方にそれるだろう。それはすべて含意されている。私はその実際の事実よりも崩壊の含意により興味がある。あなたは崩壊と永続しないことを含意する圧力の下で、そしてこれを否定する単なる存在(実在)の中でさえも、ストラクチャー(構造物)を建てることができる。House of Cardsについて面白いとわかったことは、それが平衡(安定)に向かう傾向を引き出すように、ウェイト(重量)が否定されることである。何かが真にバランスがとられたとき、それは重力のない状態になる。

PE:あなたはオブジェクトの永続しないことの概念に興味があると言いました。造船所の人があなたのピースを取り壊したとき、彼らはその限界(そのピースが彼らの上に落ちてこないかどうか)に神経質になっていたから彼らはそのようにしたとあなたは考えていますか?彼らは彼らのコントロールを外れたオブジェクトを求めてはいなかった。だから、彼らは彼らの上に倒れかかる機会をそれらが持つ前にそれらを取り壊してしまったんだ。いずれにせよそのピースは実際に落ちた、それらはそのメーカー(製造業者)と見物人のコントロールされていないという心配を引き起こした。これらのピースは私にとっては面白い。なぜならそれらはコントロールしているからだ。そのオブジェクトはそれら自身の力を持っている。しかし、あなたは結局あなたの作品のこの不均衡(不安定)のアイデアを拒否し、それがフォルマリスト(形式主義者)のバランス(均衡)やシンメトリー(対象)や、ついにはコンポジション(構成)の概念を含意している為にそれを拒否したように思われる。

P.145
RS:私は重力を建物の原理として使用する。私は特に不均衡(不安定)に興味があるわけではない。

PE:しかし、あなたにとって重力もフォーマル(形式的、形態的)な慣習のオーバートーン(言外の意味)を持っているのでは。

RS:いいや、重力はいつも彫刻において問題とされてきた。その問題が如何に解かれるかは、彫刻を作る上でのいかなる定義でもその一部分である。

PE:再びHouse of Cardに戻ろう、あなたは絵画のイリュージョン(幻影)は消し去られており、内部崩壊と崩壊の概念はそれ自身アリュージョン(ほのめかし)であるとさえ論じていますね。

RS:アリュージョン(ほのめかし)はイリュージョン(幻影)とは違っている。もし、何かが減衰する可能性を持つのであれば、それはアリュージョン(ほのめかし)になり得る。スミッソンのBuried Woodshed(埋められた薪小屋)1970年とその崩壊への可能性はアリュージョン(ほのめかし)の例である。SITEはスミッソンのコンセプトを一つのアリュージョン(ほのめかし)から一つのイリュージョン(幻影)に変えた。

PE:私はSITEはスミッソンのコンセプトをイリュージョン(幻影)からとてもリテラルな(文字どおりの、そのままの)何かに変えたと考えていた。例えばノグチやカルダーの作品のようなスミッソンの他の作品よりも大きな規模の彫刻について話してみると、それらはほとんど拡大のモデルのままであるということがあなたは言える。このように彼らの作品の大きな規模は恣意的(自由裁量、気まぐれ)である。彫刻的コンセプトの中に内在し、擬人化されていなく、人間と関係していないが、彫刻の一部である本来そなわっているもの(本質的なもの)と関係しているスケール(規模)のスペシフィシティー(特異性)の概念があるとあなたは提唱(ほのめか)しているのか?

Robert Smithson(ロバート・スミッソン)
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美術家の言葉(ロバート・スミッソン)
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SITE James Wines(サイト、ジェームズ・ワインズ)
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Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)
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Alexander Calder(アレクサンダー・カルダー)
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RS:私はそれは彫刻の一部である本来そなわっているもの(本質的なもの)と関係しているとは思わない。私はそれはサイト(場所)とコンテキスト(文脈)と関係していると思っている。何かが大きかろうと小さかろうとそれはスケール(規模)とは関係がない。大きいことあるいは小さいことはサイズ(大きさ、寸法)と関係がある。スケール(規模)は彫刻のパーツの相互関係ばかりでなく、より重要なことに、そのコンテキスト(文脈)との彫刻の関係を扱っている。そのコンテキスト(文脈)は、いつもその境界を持っていて、それはスケール(規模)が論点となるその境界と関係している。私がカルダーとノグチについて話すとき、私が言っていることは、それらはスタジオで作られたピースであるということである。スタジオの中で彼らはスケール(規模)を持っただろう。これらの彫刻をスタジオから運び出しそれらをサイト(場所)に適合させることは概念的にあるサイト(敷地)にある建物とは異なっており、そこはスケール(規模)の関係がそのコンテキストのネイチャー(自然、本質)と定義によって決定されている