Peter Eisenman
Ten Canonical Buildings 1950-2000
Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouYube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Rem Koolhaas(レム・コールハース)
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You Tube(Rem Koolhaas)
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P.204
Peter Eisenman:この構造的なシステムはまたミースの傘のダイアグラムの批評(批判)としても見られ得る。フランス国立図書館案の基礎の大きなX型の形をした柱はその建物を支える巨大なトラスを創造する。クラウン・ホールやベルリン国立ギャラリーでの様に、ミースは彼の建物をトラスで吊り下げたが、コールハースは、ミースの傘のダイアグラムを反転させながら、トラスをその建物の下に置く。フランス国立図書館案の書庫のスタック(積み重ね)の為の空間は、ストラスブールでのル・コルビュジエの斜路の様に、サーキュレーション(循環)が一続きのかたどられたオブジェクト(もの、客体)として扱われているとはいえ、ラ・ヴィレット公園案を思い出させる断絶(不連続性)の構造のまわりでまとめ上げられた。床よりもむしろ、それは、フォーム(形態、形式)が与えられたサーキュレーションの要素である、つまり床への切り込み、あるいは壁を貫通して開けられた穴として、これらのヴォイド(空隙)はそのプロジェクトのかたどられたエネルギーを捕える。しかしながら、そこには古典的な正面の中に維持されているフォーマルな(慣習的な、形式的な、形態的な)外周部の状態が残っており、それはそのプロジェクトの背面を前面から区別し、前面を側面と差異化する。そのプロジェクトの斜めのものや、水平の切り込みや、プラン(平面)のかたどられたエネルギーは決してその建物のエッジの明白な幾何学的境界を分裂させない。この状態は多くの床レベルによるものではなく、むしろ如何なる水平的所与にも従わないヴォリュームのマトリクス(母体、発生源)になるものである。
モロッコのアガディールのコンベンション・センターの為の1990年のプロジェクトは、ル・コルビュジエが彼のドミノ・ハウスのダイアグラムで提示した空間の水平的な拡張の批評(批判)を提示する。ドミノ・ハウスはより大きなコンテキスト(文脈)との関係性の中で個々を配置する一方、コールハースは空間と時間の中で個々の一種の自由なプレイ(遊び、振る舞い)として個々の相互関係性を確立する。アガティールはフランス国立図書館案とジュシュー図書館案の間の中間段階を提示している。水平の連続の代わりに、3つの可能な断面的解釈があり、一つ目は、グラウンド(地面)が変化(変調)されることであり、二つ目は、断面的空間がグラウンド(地面)が断面で実質上立ち上がっているところで変化(変調)されることであり、三つ目は、水平がもはや連続ではないということである。
P.205
Peter Eisenman:第一に、グラウンド(地面)はもはや所与ではなく、屋根はもはや地面/床/屋根の連続の一部ではないが、何か他のものになっている。これはミースの傘のダイアグラムでもなければ、ル・コルビュジエの水平の連続でもない。むしろ、それは断面で波動を引き起こすエネルギーを明示する。アガディールはもはやデカルト的X軸Y軸の論理的な水平の連続ではもはやなく、むしろ水平が、均一にかたどられたソリッドな(中まで同一物質の、均質の)ポシェ(残余、ボザールの基礎用語のひとつ、平面や断面において、空間を「地」と考えたとき「図」にあたる部分すなわち壁、柱、梁、およびそれに準ずる空間を指して言う)から切り取られたかたどられたヴォイド(空隙)であるかたどられた断面を提示する。
コールハースは、古典的な建築に典型的でルイス・カーンの様な戦後のアメリカの建築家の作品の中に存在する垂直の押し出しよりもむしろ、ディスコース(対話、論述)の支配的(優勢的)なモード(方法、状態)として断面での水平の撹乱を導入する。
→コールハース/OMAのパリ国立図書館案は、ゴードン・マッタ=クラークの既存の建物への切り込みを連想させ、慣例的な機能ー形態の関係のモダニズム信仰から自由なヴォイドの空間を、エレベーターによって建築的ではなく機械的に接続し、モダニズムのロゴスの「不在」を現象させ、自由を獲得する。またヴィラ・ダラヴァやクンストハルは、コルビュジエとミースの言語をコピー&ペーストし反転したり、ずらしたり、傾けたりしているが、コールハースもマッタ=クラークもモダニズムのパースペクティブ(信仰)に対する脱構築的操作である。(井戸)
PARC DE LA VILLETTE, FRANCE, PARIS, 1982(ラ・ヴィレット公園案)
http://www.oma.eu/index.php?option=com_projects&view=portal&id=644&Itemid=10
Très Grande Bibliothèque(フランス国立図書館案)
http://www.oma.eu/index.php?option=com_projects&view=portal&id=116&Itemid=10
AGADIR CONVENTION CENTRE, MOROCCO, AGADIR, 1990(モロッコのアガディールのコンベンション・センター案)
http://www.oma.eu/index.php?option=com_projects&view=portal&id=456&Itemid=10
JUSSIEU – TWO LIBRARIES, FRANCE, PARIS, 1992 (ジュシュー図書館案)
http://www.oma.eu/index.php?option=com_projects&view=portal&id=91&Itemid=10
Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Mies%20van%20der%20Rohe&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
Le Corbusier(ル・コルビュジエ)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&source=hp&q=Le%20Corbusier&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
Louis Kahn(ルイス・カーン)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&source=hp&q=Louis%20Kahn&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
Gordon Matta-Clark(ゴードン・マッタ=クラーク)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Gordon+Matta-Clark&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
René Descartes(ルネ・デカルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88
Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7
Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA
Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%AA
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80