S,M,L,XL
O.M.A.
Rem Koolhaas and Bruce Mau
010 Publishers
Monacelli Press

Rem Koolhaas(レム・コールハース)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=Rem+Koolhaas&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
You Tube(Rem Koolhaas)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Rem+Koolhaas&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Bruce Mau(ブルース・マウ)
http://en.wikipedia.org/wiki/Bruce_Mau

P.7
自発的な囚人達
この研究はロンドンの行動的なシンク(掃きだめ、巣窟)の中に建築的なオアシスを設立する為に採られなければならないだろうステップを描写する。
突然、激しい大都市の望ましいことはロンドンの中心を走り抜けた(に行き渡った)。ストリップ(細長い土地)は脱走のようであり、集合的なモニュメント(記念碑)の新しい建築の為の仮説滑走路のようである。二つの壁はその健全さ(正直さ、完全さ)を保持し、それを飲み込むおそれのある癌組織によるその表面の如何なる汚染も防ぐ為に、このゾーン(地域)を囲い込み保護する。
直ぐに最初の被収容者達は入場許可を請い求める。彼らの総数はどんどん止められない氾濫にまで膨れ上がる。
私達はロンドンのエクソダス(集団的大移動)を目撃する。
古い町の物理的な構造はこの新しい建築的プレゼンス(現前性)の継続する競争を持ちこたえることはできないだろう。私達が知っているロンドンは一包みの廃虚になるだろう。

レセプション・エリア
その壁が閉じられた後、へとへとになった逃走者達はレセプション・エリアと壁の間のロビーで注意深い監視員によって収容される。この待合室の慰める雰囲気は解放(救助、気分転換)の建築的兆候である。

P.9
壁のもう一方の側への導入プログラムにおける最初のステップが実現される。つまり新来者はそのレセプション・エリアに入る。到着時にスペクタクルな(見世物的な)歓迎がすべてのものに与えられる。
レセプション・エリアの中の活動は新しい到着(出現)の為の最小限の訓練を要求し、それはあらかじめ肝心な要素が不足した感覚を圧倒することによってのみ成し遂げられる。その訓練は最も快楽主義的な状態、つまり贅沢と満足のいく状態のもとで管理(処理、執行)される。
レセプション・エリアは彼らの人に対する接し方を通して政治的な発明の才のある鼓舞された(霊感を与えられた)状態を果たす素人によって永久に込み合い、それは建築によって反響される。この感覚は思考によって圧倒される。
共にたずさわる者の唯一の関心事はストリップ(細長い土地)の現在と未来である。つまり彼らは建築的改良や拡張や戦略を提案する。興奮したグループは、一方で他の者たちは絶えずモデルを変えている間、特別な部屋でプロポーザル(案)を練っている。最も矛盾したプログラムは妥協なしで融合する。