Conversations with Mies van der Rohe
Moises Puente,editor
Princeton Architectural Press

Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&q=Mies%20van%20der%20Rohe&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A8
You Tube(Mies van der Rohe)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Mies+van+der+Rohe&search_type=&aq=f

P.25
Graeme Shankland:その存在は人類に利益をもたらさないのか?

Mies van der Rohe:いいや、私はそうは思わない。それは確かに精神的な発展には利益をもたらさない。しかしそれは、例えば、おそらく短い時間でこの原子力が十分により安くすべての人に対してより使用されるものになるだろうという事実の様に生活の実際的な事実に強い利益をもたらす。私はそう望む。

Graeme Shankland:原子を分裂されることの中で、私達はライフ(生命、生存、人生)の力の理解に近づけないのだろうか?

Mies van der Rohe:アイデア(考え)とオブジェクティブな(目的の、物質的な、実在の、客観的な)事実の間でも私は問題はいつも同じであると思う。オブジェクティブな事実が何であっても、これらの問題は決して変化しない。これらの物事の間には真の関係があり、それは人類に対する挑戦であるこの関係を理解している。これに気付くことは深い洞察と教育の問いである。

Graeme Shankland:それではライフ(生命、生存、人生)における多くの物事は経験されるべきなのか?

Mies van der Rohe:勿論だ。これらの発明や産業的で科学的な発見はオブジェクティブな事実に属しているが、しかしそれらは事実に対するアイデア(考え)の関係性とは何の関係もない。これらのアイデア(考え)は、もし私達がライフ(生命、生存、人生)を理解するべきであるならば、理解されるはずだ。

Graeme Shankland:しかしアイデア(考え)は先ず最初に事実を変化させることに行き着くに違いないのでは?

Mies van der Rohe:いいや。事実は私達に与えられる。私達は何百年もの間それらを持っていた。16世紀や17世紀の、最初の近代科学者が実験していた時、彼らは彼らのアイデア(考え)から何が出てくるのか考えもつかなかった。彼らは人類がそれらから作り出す使用法に影響を与えなかった。今、私達は科学を持っていて、私達はテクノロジーを持っていて、私達は産業化を持っている。すべては進歩する存在(実在)の一部として受け入れられている。

P.26
Mies van der Rohe:問題は何がそれらと関係しているかということだ。それがこの問題の人間の側面だ。

Graeme Shankland:私達はそれらを私達が創り出したものにうまく対処させなければならないのか?

Mies van der Rohe:私達はライフ(生命、生存、人生)は私達によって変えられえないということを知らなければならない。それは変えられるだろう。しかしそれは私達によってではない。私達はフィジカルな(自然の、物質の、物理の、身体の)変化を引き起こしうる物事を導くことのみできる。しかし、例えば、自然現象を発見するが彼の発見の結果(成り行き、影響の重大性)を正しく認識しない原子力の科学者を私は批判するだろう。そうだ、私は彼をそういう理由で批判するだろう。それはもし彼が悟ることができればよりよくなるだろう。しかしおそらく彼は悟ることができない。結局、彼は事実を扱わなければならなくてアイデア(考え)を扱わなくてもよいのだ。これらの物事を私達みんなの最善の為に使うことは、すべての人間の為であって、ほんの少数の為ではない。それは、私が思うに、私達が私達のライフ(生命、生存、人生)を扱うべきであるということである。

ロンドン 1959年