Conversations with Mies van der Rohe
Moises Puente,editor
Princeton Architectural Press

Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A8
You Tube(Mies van der Rohe)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Mies+van+der+Rohe&search_type=&aq=f

P.59
質問者:ある点で豊かなナチュラル(自然)なマテリアルへの人々の側の欲望があると思いませんか?例えば、私はいつもレザー邸が建てられなかったことにがっかりしている。

Mies van der Rohe:ああ、私も残念だった。私はそれはとても素晴らしい建物だと思う。

質問者:これらの豊かなマテリアルはそれに人間性を与える傾向があると思いませんか?

Mies van der Rohe:それは必然的ではないが、それは豊かに成り得る。しかしそれは必然的ではない。それはとてもよくシンプルに成り得た。そのようなことは変化しないだろう。

質問者:あなたはレザー邸はチーク材で建てられる必要はなかっただろうと言っているのですか?

Mies van der Rohe:そう、それは全然必然的でなかった。それはどんな他の木でも建てられ得たし、それでも素晴らしい建物に成り得た。それはチーク材と同等ほどには素晴らしくはならなかっただろう。事実、私はバルセロナ・パビリオンは、もし私がそれを煉瓦で建てていたら、同様に素晴らしい建物になっていただろうと思う。私はそれは大理石と同じくらい成功しなかっただろうが、それはアイデア(観念)とは関係がないとすっかり確信している。

Barcelona Pavilion(バルセロナ・パビリオン)
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P.60
質問者:建築において色の使用についてはどのように考えていますか?

Mies van der Rohe:私達のIITキャンパスにおいて、私は鉄を黒く塗った。ファンズワース邸では私は、それが緑の中にあったから白く塗った。それは戸外にあった。私はどんな色でも使うことができた。

Farnsworth House(ファンズワース邸)
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質問者:それにバルセロナ・パビリオンであなたがしたようにクロムメッキをすることでも知られていた。

Mies van der Rohe:ああ、確かに、そうだ。私はそうした。私はナチュラル(自然)なマテリアルあるいは金属を愛している。私は例えば本当にめったにしか色を付けられた壁を使ってこなかった。私は本当にそれをパブロ・ピカソあるいはパウル・クレーに捧げたかった。事実、私はクレーから(二つの絵画で)一方の側は白でもう一方の側は黒の大きな絵画を注文された。私は「私はそれにあなたが描くものに関心がない」と言った。

Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)
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Paul Klee(パウル・クレー)
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質問者:それじゃ、もしそれが色の問題だったなら、あなたはそれにマスター(名人の作品)を与えていたんですね。

Mies van der Rohe:ああ、確かに、そうだ。私はそうしただろう。

P.61
Mies van der Rohe:もし私がサブジェクティブ(主観的、個人的)で、私が画家であり、建築家でなかったならば、私は私が好きなことは何でも表現できるが、建物においては私は為されるべきものをしなければならない。私が特にそれが好きということではなくて、それはまさに為されるべき最も良いことである。私はしばしば私が好んでいたアイデア(考え)を捨てたが、私がそれらを通して考えた時はまさにそれらを捨てなければならなかった。それは差異である。それはファンクション(機能)ではない。あなたは本当にサブジェクティブ(主観的、個人的)に成り得ない。それは建物では滑稽に見える。あなたは素晴らしい一人の石工あるいは大工であるべきだ。それには滑稽なものはない。絵画においてあなたは最も繊細な感情を表現することができるが、木の梁あるいは一片の石であなたはそれについて多くすることはできない。もしあなたがそれについて多くしようと努めるのであれば、あなたはあなたのマテリアルの特徴を失う。私は建築はオブジェクティブな(目的の、物質的な、実在の、客観的な)アートだと思う。