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A Conversation between Jacques Herzog and Jeff Wall,moderated by Philip Ursprung

Jacques Herzog(ジャック・ヘルツォーグ)
http://images.google.co.jp/images?q=Jacques+Herzog&svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=UTF-8&oe=Shift_JIS&start=20&sa=N
Jeff Wall(ジェフ・ウォール)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=UTF-8&oe=Shift_JIS&q=Jeff+Wall&lr=&um=1&sa=N&tab=wi

P.43
Wall:より少ない構造と、村の中にいて、中心的な町よりも小さく、彼等の美しい曲がった小道や街路があるために、人々は空間と再交渉することができ、それを再考することができ毎日の事として経験することができる。

Bechtler:あなたのピクチャー(写真)「The Crooked Path(曲がった道)」(図 P.32)の様に。

Wall:そうだ。私はそのピクチャー(写真)でこのすべてについての何かを表現しようとした。現今では私達はある場所やある空間を占有する最終的な方法やある建物を使用する最終的な方法を誰かが指図するという考えを嫌う傾向がある。それはそんなに民主主義的(大衆的)だとみなされない。と同時に、建築家は、占有の方法を決定することによって新しい、モダン(近代的、現代的)な種の権威像(権威の具現者)になる、だから今彼(建築家)は他者に彼等自身の道をなおそのうえ発見させたいのだ。彼(建築家)は他者に建築家のオリジナルなプランを部分的に変えたり、もしかすると踏みにじる(犯す)ことさえ望んでいる。そしてそれは彼(建築家)が異なった種のプラン(計画)を今作っているということを提示(暗示)している。

Herzog:建築と都市の計画は決定と自由の間のジレンマを逃れることはできない。私達は北京と金華の大きな区画のための都市計画を目下していて、私達は空間の迷宮のような地形学や、あなたが多項選択式の地形学と呼ぶだろうものでこの問題に対する新しい答えを見付けようとしている。(図 P.34,35)近隣はあまりに速く建設されているので私達は完成された制作物をまさに見る機会ばかりでなく数年が経過するにしたがって変形(変質)のプロセスを観察する機会も持たないだろう。それは私達が今までプロジェクトをする中で持っていた最も興奮する期待(予想)だった。

P.45
Ursprung:それは決定的な点だ。あなたは動物が自己防衛でそのシルエットを引き伸ばす方法であなたのサーフェス(表面、外観)を引き伸ばす。ある意味ではそれは時間に対してあなた自身を防御するとても経験的な方法である、だからあなたは建物で起こりつつあることを知らないし、おそらくテイスト(好み、風情、様式)はとにかく2年で変りつつある。それであなたは観察や反応や対話の速度を上げなければならない。あなたは罠をしかけなければならない、脱ー自動化された知覚の様に、対話を引き起こすために。ジェフ、これは沢山執筆するというあなたの実践と関係するだろう。あなたはあなたの写真の周りのすべての見物人を惹き付けることはできないが、あなたは対話を使うことによってあなたの読者を導くことはできる。美術批評を通してあなたは受容と確認のプロセスの速度を速めることもできる。事実あなたは美術史家として教育を受けあなたのプロとしての実践はあなたがアーティストとしてと歴史家/批評家として同時に取り組んできて以来何年間も二つの道を辿ってきた。そしてジャック、あなたは建築家として訓練してきたが、1980年代中頃まではアーティストとして活動していた。そしてジェフの様に、あなたもまた多くの執筆をしてきた。この二重の実践について私にもっと話してもらえませんか。あなた達の執筆はあなた自身のアートや建築への注釈ですか?あるいは、それらは理論の自律的な作品ですか?何故あなた方は両者ともなおさら今日執筆しないのですか?

Herzog:私にとって、執筆はいつも私が理解する為に使う道具だった。時々私がそれまで見たこともない考えたこともないヴィスタ(展望、見通し)へとドアが開かれる。