Felix Gonzalez-Torres
edited by Julie Ault
steidl dandin Publishers
Felix Gonzalez-Torres(フェリックス・ゴンザレス=トレス)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Felix+Gonzalez-Torres+&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
http://www.b-sou.com/palm-Gonzalez.htm
YouTube(Felix Gonzalez-Torres)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Felix+Gonzalez-Torres&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
P.68
Tim Rollinsによるフェリックス・ゴンザレス=トレスへのインタビュー
Tim Rollins:私は理論について話したいと思う。私達は二人とも本が疑いと共に考慮されるバックグラウンドから来ていると私は思う。
Felix Gonzalez-Torres:それは奇妙なことだ、私は少なくとも私のバックグラウンドから来ているつもりなんだが。
Tim Rollins:私はそれはあるより大きな世界を求めているということであると思う。私はそれはアイデア(思考)の世界に関係していることを望むことであり、その他の土地に本当に行くことはある程度の勇気がいると思う。それは理論にあまりに関係している危険性であり、あなたが理論と実践を等しくする教養のあるレベルにあなたは達する。
Felix Gonzalez-Torres:ティム、私はヴァルター・ベンヤミンやファノンやアルチュセールやバルトやフーコーやボルヘスやMattelartやその他の人々を読むことなしに、あるポジションに到達する為に、おそらく私はあるピース(作品)を作ることができなかっただろうと言いきれる。彼らの著作やアイデア(思考)のいくらかは私に見るためのある自由を与えてくれた。これらのアイデア(思考)は知識や現実が構築される方法の、自己が文化の中で形成される方法の、言語が罠を仕掛ける方法の、支配的な物語の中の裂け目の(これらの裂け目は権力が及ぼされうるところであるが)いくらかの理解を通した喜びの場所に私をつき動かす。
Walter Benjamin(ヴァルター・ベンヤミン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%A4%E3%83%9F%E3%83%B3
Frantz Fanon(フランツ・ファノン)
http://en.wikipedia.org/wiki/Frantz_Fanon
Louis Althusser(ルイ・アルチュセール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%AB
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC
Jorge Luis Borges(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%98%E3%82%B9
Armand Mattelart
http://en.wikipedia.org/wiki/Armand_Mattelart
P.69
Felix Gonzalez-Torres:それはまた影響とロール・モデル(規範とされる人)についてのものである。ゴダールの映画の様に、テキストとしてフィルムはとても私に影響を及ぼしてきた。勿論、Yvonne Rainerの「Journeys from Berlin」とSarah Gomezによる「One Way or Another」と呼ばれる、キューバ革命やサンテリア(アフリカ起源のキューバの宗教)やその他の論点のフェミニストの視点である映画もまたある。この映画はそれがまた特定の歴史的な期間の間の愛の意味についてのものであるのでとても面白い。私は「Hiroshima Mon Amour」を観た同じ週にその映画を観た。
Jean-Luc Godard(ジャン=リュック・ゴダール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AB
Yvonne Rainer
http://en.wikipedia.org/wiki/Yvonne_Rainer
→「Hiroshima Mon Amour」のあらすじはこの本のP.141~144にあります。(井戸)
Tim Rollins:それは愛についての偉大な映画だ。
Felix Gonzalez-Torres:いいや、それは意味と如何に意味がそのコンテキスト(文脈)に依存しているかということについてのものだ。最後にも関わらず、特に、ブレヒトは影響を受けた人だ。もし私がこの影響を受けた人のリストを再び最初から始めるなら私はブレヒトから始めるだろうと思う。私はこれは本当に重要だと思う、なぜならスペイン系のアーティストとして私達はとてもクレイジーで、派手、極端に派手であると思われているからだ。私達は「感じる」のであって考えるのではないと思われている。ブレヒトは見る人やパブリック(世間)に思案し考える時間を許す距離を保つようにと言う。あなたが劇場から出てきたときに、あなたはカタルシス(悲劇による感情浄化)を持つべきではなく、あなたは思考する経験を持つべきである。何よりも、表現の喜びを、きずのない物語の喜びを打ち破れ。これは人生ではない、これはまさに劇場のピース(作品)であるのだ。私はそれは大いに好きだ。つまり「これは人生ではない、これはまさにアート作品だ。」私は、あなたが、見る人が、知的に変化させられ、(心を)動かされ、情報を与えられるようにしたい・・・。
Bertolt Brecht(ベルトルト・ブレヒト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%92%E3%83%88
→ブレヒトの「The Modern Theatre is the Epic Theatre」という文章はこの本のP.60~67にあります。(井戸)
ロバート・ストーによるフェリックス・ゴンザレス=トレスへのインタビュー
http://www.minfish.jp/text/felix/index.htm