Felix Gonzalez-Torres
edited by Julie Ault

Felix Gonzalez-Torres(フェリックス・ゴンザレス=トレス)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Felix+Gonzalez-Torres+&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
http://www.b-sou.com/palm-Gonzalez.htm
YouTube(Felix Gonzalez-Torres)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Felix+Gonzalez-Torres&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.44
RN:スタックのピースでは、あなたはそのギャラリーから丸められたシートを取り「そのピースを獲得すること」ができる。しかし、あなたがそれを完全に取り除ける方法はない。それは、持ち運びできるものであるが、動かせないものである。

FGT:たとえあなたがそれを全部持ち去っても、さらにプリントされ得る。同一の「唯一の」スタックが再プリントされ同時に二つの場所で展示される。

RN:それらは「終わりのないコピー」で形成されている。時間の主題に関して、そのピースは傷つきやすいマテリアルで作られていて、それらは容易になくなりうるが、終わりがないということはそれらは再び再現しうることを意味している。私達が世界の中にいたいと思うのと同じくらい、私達の命は短く切られる。しかしアートは空間の中のしるしとしてあとに残されうる何かである。あなたの作品の中には、私達自身の人生(生命)の移ろいやすい自然(本質)あるいは移ろいやすい物事への認識がある。

P.45
FGT:時間は私を怖がらせる・・・あるいはかつて怖がらせた何かだ。私が二つの時計で作ったピースは私がかつてした最も恐怖をひき起こすものだった。私はそれとまっこうから立ち向かいたかった。私はこれらの二つの時計が私の正面でカチカチという音をたてていてほしかった。私はまたアートは世紀の終わりの今にまさに力を及ぼすべきだというベンヤミンの考えにとても影響されていた。私達はいつもパーソナルとパブリックの間を行きつ戻りつ変化している。ある日は私は新聞で読んだことから何かを作りたいし、次の日は私はイタリアで私のボーイフレンドと美味しい食事をいただいたときの私の持っている記憶についての作品を作りたい。ピースのアイデアは終わりなく起こる、なぜならその時点で私はとても重要な誰かを失っていたからだ。私は1989年にいくつかの初めてのスタック(積層)を作った。

Walter Benjamin(ヴァルター・ベンヤミン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%A4%E3%83%9F%E3%83%B3

RN:「Veteran’s Day Sale」と「Memorial Day Weekend」(←P.42参照)

FGT:それらは床に置かれている。初めは私はそれらをスタンド(台)に置いた。しかし後で私は考えてそれを床に下ろした。するとそれはよりプリントされた家のように見えた。アンドレアのギャラリーでの初めての展覧会で、私は理論的には実際に消え去りうることを示したかった。しかし一週間の内にそれは再プリントされ再現されえた。それは多くのことの暗喩として働いた。つまり私達はすべての場所にいて、私達はいつもここにいるだろう、それらが何をしようとも。しかし、それはまた傷つきやすさについてのものでもあった。その作品を取り上げる人々に合うと、私は彼らに彼らはそれで何をしようとしているのか尋ねたい。と同時にあなたは見のがさなければならない。それらを与えてしまうことは私自身のものでさえない何かを返す(戻す)公平な方法である。この情報はすべての人に属している。

Andrea Rosen Gallery
http://www.andrearosengallery.com/