Donald Judd Colorist
Hatje Cantz Publishers
（Donald Judd Edited by Nicholas Serota D.A.P./Distributed Art Publishers,Inc.）
Donald Judd（ドナルド・ジャッド）
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Donald+Judd&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%89
美術家の言葉（ドナルド・ジャッド）
http://www.b-sou.com/palw-Judd.htm
You Tube（Donald Judd）
http://jp.youtube.com/results?search_query=Donald+Judd&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Some aspects of color in general and red and black in particular(1993)
Donald Judd
P.91（P.150）
D.J.：1965年には、その工場が作り、それから今は地獄のような非難にさらされている、10のユニットの垂直の作品、それはそれぞれの短辺がその奥行きと関係していて、すべてが共に長く、そして、言ってみれば、床にあるユニットと天井にあるユニットの間のこれらと等しいスペース（空間）を伴った、幸運にも。必要な違いは、その作品はフラット（平らに）されていないということであり、それが小さかろうが大きかろうが、壁に対して、それは低いか高いかということである。この発明はまだ理解されていない、あるいはむしろそれは完全に失われてしまった。派生したものが至るところにある、しかしそれらはいつも低いあるいは高いレリーフであり、うわべだけで新しいだけである。壁の小さなサイズのそして中間のサイズの作品は、カラー（色）を発展させることが最も可能なものである。
→ジャッド自身が言うように、ジャッドはミニマルな形態を作りたかったわけではなく、キューブ（箱状）のものを作りたかったわけでもない。ジャッドは、壁に展示されるレリーフから床に設置されるオブジェクトに移行したばかりでなく、そのオブジェクト（客体）と部屋（空間）の間に生まれる関係、さらには観察者の意識の中でその関係性によって無限に広がる空間を提示したかった、つまりそれが作品なのである。巷にはうわべだけのミニマルなデザインが溢れていて、ミニマルな形態を借用して感覚やウィットを付け足す程度である。なぜならそれの方がメディアベースや商業ベースにのりやすい。逆に言うと日本は言語が違うからか源泉とは関係なくうわべだけで別の方向に向かうから英語圏から見るとオリジナルで新しいんだろう。これも一つの「日本らしさ」である。（井戸）
D.J.：カラー（色）の議論はスペース（空間）の議論よりも重要であり、スペース（空間）のあるべきところにない（見えない）特殊性と同じではなく、それはカラー（色）の特殊性の余剰に対してことばで述べられる。第一に、これは17世紀の科学の創造が理由であり、カラー（色）の研究は科学の一部だった。そして天文学の様にそれはそれ自身の天文学の（嫌な）性質を持っている。カラー（色）の討論は、スペース（空間）の議論の様に、悠長なものではない、数千年紀の代わりに、そのスピードはそれぞれの時代（世代、発生）の中にあった。最初は哲学の中にそれから科学の中にカラー（色）の歴史がある。アリストテレスはサブスタンス（物質、実質、本質）のカテゴリーの中にクオリティー（質）のカテゴリーのある側面を持つ実在（存在）があると言った。つまりマテリアル（物質、素材）は最も重要なものであり、カラー（色）は二次的なものであると。彼は言う、Coplestonを引用して、「マター（物質、事、問題、重要、内容）は同時に（直ぐに）個別化の原則でありそれ自身の中では知ることができないものである。」と。アートの中にもカラー（色）の歴史がある。すべての他の世代はカラー（色）について新しいアイデア（考え）を持っている。しかしながら、これはアイデア（考え）がない世代である。現在においてスペース（空間）とカラー（色）は共通して完全に無視されている。
Aristotle（アリストテレス）
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B9
