Dan Graham
Contemporary Artists Series
Phaidon

Dan Graham(ダン・グレアム)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Dan+Graham&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
http://en.wikipedia.org/wiki/Dan_Graham
You Tube(Dan Graham)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Dan+Graham&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.30
Mark Francis:あなたはザ・キンクスのクリーシェ(月並みな考え、ありふれたもの)の使用とそれ故に一種の過去のノスタルジア(懐旧の念)を持つ神話的で郊外的なアイデア(考え)の使用に興味を持っていたとも言ったことがある。

Dan Graham:ええ、私はそれは私達が抑圧する直近の過去だと思う。だからそのアイデア(考え)は、(私は後にヴァルター・ベンヤミンを読むことからこれを得たんだが)、私達が新しい今を持つときはいつでも、私達は直近の過去を抑圧しているということである。あるいはローリング・ストーンズの歌、「Yesterday’s Papers」の様に、私は直近の過去は最も興味深い領域であると思った。

Mark Francis:あなたが今異なった状況でパビリオンを作っているとき、あなたがそれらをしはじめたときそれらがしたのと同じ種類のファンクション(作用)をそれらがしていると思いますか?

Dan Graham:変わってしまったことは私が半実用的なものをし始めたということだと思う。だから1986年まで、私は新しいデジタル録音と再生装置を使えなかったから、ビデオを使ったインスタレーションを作り続ける代わりにマジックミラーのスクリーンを使った迷路のようなストラクチャー(「3つの結合された立方体」/「ビデオを見せる空間の為のインテリア・デザイン」1986年)をデザイン(設計)した。それは6つのビデオを見せる為にデザイン(設計)され、各々の小部屋に1つずつある、だから見る人は彼ら自身が見ている姿を見るだろう。

Mark Francis:そのビデオは固定されたシーケンス(一続きの画面)で見せられたのですか?

Dan Graham:それらは同時に見せられた。

P.32
Dan Graham:6つの異なるイメージと6つの異なる再生が小さなブースの中にあった。だから人々は各々のブースに3人か4人のグループで座ることができ、彼らは異なるビデオを見ていただろう。

Mark Francis:各々のブースの中で?

Dan Graham:そう。それは少し、そのイメージを見ている他の人々をあなたが見ることができるドライブイン映画館の様だった。そのイメージが光の中で変わるだろうからあなた自身の眺め(視界)が変わり、透明性に反するものとしての、反射(再帰)性。だから、見ていて見られている観客の中の個人としてあなた自身に気付くだろう私の最初のビデオ・インスタレーション「(幾つもの)現在の継続する過去(1974年)」の様なピース(作品)の中に私が組み込んだ一種の自己意識がある。しかし、ここであなたが見ていたものは普通のビデオテープだった。

The Kinks(ザ・キンクス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B9
Walter Benjamin(ヴァルター・ベンヤミン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%A4%E3%83%9F%E3%83%B3
The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA