Conversations With Photographers
La Fabrica
Axel Hütte speaks with Stephan Berg
Axel Hütte(アクセル・ヒュッテ)
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Axel Hütte:その利点あるいは、特別なことは、その当時、アカデミーは部屋を使い果たしていた、だから私達は総合大学のアネックス(別館)でのゲルハルト・リヒターやギュンター・ウッカーやクラウス・リンケのクラス(教室)と一緒に空間を借りた。私達はこれらの部屋の鍵を持っていた。だから私達は昼夜を問わず取り組むことができた。一方デュッセルドルフ・アカデミーの主な建物では、用務員が朝8時にドアを開け、夜は8時半に、夏は9時に閉めた。おまけに、勿論、土曜日と日曜日は休日だった。これはボイスの要求(主張)「アーティストには週末をがない」とは正反対だった。当時を振り返ると、私達は、そうしたいと感じたときは、夜とても遅くまで、土曜も日曜も、しばしば取り組んでいた。
如何に多くの学生達がそのクラスにいたかということもまた興味深い。最初の5~6セメスター(一学期、6ヶ月間)で、6~7人の新しい学生達が加わったが、幾人かはそんなに規則正しく来なかった、だからその写真クラスにはせいぜい10人の学生しかいなかったと言えるだろう。私達の先生との関係は実に個人的だった。ゼミナールはなかった。もし私達が問いを抱いたら、私達はベッヒャー夫妻が住んでいるスタジオに訪ねた。対話と分析は、絵画と彫刻の領域で取り組んでいた美学性達と共にと同様に、いつもそのクラスの中で、その学生達の中で起こった。フォトジャーナリストには必ずあることだが、私達は利用性(活用性、役立つこと)あるいは活用(宣伝、ニュース性の利用)の戦略に従って取り組まなかった。問いはむしろ、どのようにして私はリアリティー(現実)を見るのか、どのように私はリアリティー(現実)を知覚し、どのように私はこれをピクチャー(画像)に変換させるのか?ということだった。
Stephan Berg:たとえそれがリアル(現実的)な写真学校でなくても、少なくとも伝統的なセンス(意味、感覚)で、所謂ベッヒャー・アーティストと構造的にそれを繋げる特徴がまだある。つまり写真のアプローチの中にある、ある種のオブジェクティヴィズム(客観主義)であり、ドキュメンタリー(記録資料)のワーク(作品、取り組み)とのある関係であり、あるいは、しばしば見つけられるモチーフ(主題)の連続的な(一続きの)扱い方である。もし私達がこのことを出発点として捉えるならば、あなたはどこにベッヒャー夫妻との類似性を見ますか?、そしてあなたはどこに差異を見ますか?
Axel Hütte:私はあなたがそれをこの様に見なければならないと思う。つまりベッヒャーは、あなたが先生と生徒の関係への日本的なアプローチと呼びうるものを持っていた。つまり、先生がいて、生徒が先生や先生の姿勢(態度)をコピーするということだ。このコンテキスト(文脈)で、杉本博司はかつて日本で「本歌取」として知られる方法について話していて、それは現存する傑作(名作、代表作)あるいはアートのフォーム(形態、形式)が再-創造されるというものだ。
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Axel Hütte:この適応(順応、調節、適応構造)のフォーム(形態、形式)は一種の恥ずべきコピーとして見做されず、賞賛と高い評価に相応しい行動として見做された。(単なるコピーとして酷評されず、褒むべき努力の結果として見做された。)
Gerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)
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Gunter Uecker(ギュンター・ユッカー)
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Klaus Rinke(クラウス・リンケ)
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Joseph Beuys(ヨーゼフ・ボイス)
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Bernd and Hilla Becher(ベルント アンド ヒラ・ベッヒャー)
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http://www.artphoto-site.com/story91.html
杉本博司
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