2G n.28 Aires Mateus
P.98～Centro Cultural de Sines（Centro de Artes de Sines）
この複合施設（現代美術館、図書館、映画館、文書室等）は古い町の通りを挟んで地下で繋がっている。むしろ建物の間を町の通りが貫通しているようで、建物は敷地いっぱいのボリュームに帯状の中庭がスリット状に切られ、そのスリットの一つが町の通りである。このスリットは建物の地下2階の現代美術館へのハイサイドライトとしてグランドレベルより光を落としている。H＆deMであればもっと地形っぽくランダムに地面を起伏させその亀裂にガラスを入れ、亀裂から内部の空間をかいま見させ、サーキュレーションと斜めの床の移動に伴う視覚を変化させそうだが、Aires Mateusはそこまで変形させない。あくまで初期のコールハースのパリのラ・ヴィレット公園案の帯状の平面構成に高さのディメンションを加味したところで留めている。ある意味、コールハースのクンストハルと同じバランスを感じる。（井戸）
Centro de Artes de Sines（HomePage）
http://www.centrodeartesdesines.com.pt/
Aires Mateus
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Herzog & de Meuron
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Rem Koolhaas
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Kunsthal
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http://www.kunsthal.nl/english/index.html
