Richard Serra Sculpture 1985-1998
You Tube(Richard Serra)
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Richard Serra
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P.190
RS:私達がそこにいた初めての日、私達は40フィート(約12メートル)の長さ、2インチ(約5センチ)の厚み、16フィート(約4.9メートル)の幅のプレートをプレスにかけた、するとそれらは雷鳴の如く音をたてて、丁度半分のところで亀裂が走った。初めてのピースは約1年かかった。
DS:その幾何学はあるシェル(殻)のような何かではないのか?
RS:いいや、違う。シェルは殆どの部分がコーン(錐面、円錐刑)だ。私が知るに実際に楕円を90°回転させた貝はない。あなたはおそらくオウムガイあるいはフィボナッチの螺旋を考えているんだろう。これはそれではない。あなたがこれらのピースについて考えたり、あるいは誰かがあなたにそれらが何であるのか言ったときに、あなたは直ちに貝のような何かを引き合いに出して言及するだろう。しかしあなたがそれらの中にいるときに、それらはそのとおりではない。なぜならそこで起こっていることは、ヴォリュームが上に上っていくにつれて正確に同じであるということである。ヴォリュームは動くに従って変化している。平面が回転するにつれて、あなたが見ているヴォリュームも回転し、コーンのようにはその寸法において減じない。それは標準サイズを保っている。あなたがそれを見るまでは創造することは難しい。それは私がかつて中にいたことのある空間ではない。それは誰かがかつて中にいたことのある空間ではない。
RS:そして外部からは、その空間が内部のようになろうとしていることを話すことは不可能である。外部はトポロジー(位相幾何学、地形学)的な形態のように読める。
DS:あなたは1980年に以下のように言っている。「私の作品が展開するに従って、それは、垂直を外れて曲がる(傾く)プレーン(平面)やライン(線)やエッジ(境目、かど)との関係の中で、崩壊の文字通りの可能性からあなたの知覚の混乱へと変化する。」これはその傾向の拡張ですか?
RS:ああ、そうだ。これらのピースは完全に内部を不安定にしている。なぜならあなたの左と右への視覚的同等性は全く変化させられたからだ。あなたがいるところの外形を得ようとするための唯一の方法は見上げることだ。そしてあなたが見上げたとき、あなたはあなたが立っているプレーン(平面)があなたがそれを通して外を見ていたもののライン(線)の中にないということを理解する。事実、それは上昇するにつれ変化する。それ自身にたいして直角あるいは55°あるいは70°に。如何にそれが起こっているかを理解するために、あなたはその容器の内部の壁のあとに従っていかなくてはならない。そしてあなたがそれをしたとき、それはとても不安定にさせるようになる。それは競輪場ではなく、それはあなたが以前にいたことがある空間ではない。それはあなたが触覚に関しての把握を得ることができる何ものでもない。その中心は直ちにシフトしはじめる。
DS:ああ、それはとても興味深い。なぜなら私は中を歩いているときにもっとも恐ろしいことに頭をぶつけてしまった。突然その壁は私が考えていた場所にはなく、私は頭をぶつけてしまった。
Fibonacci spiral
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