Rachel Whiteread: Transient Spaces (Guggenheim Museum Publications)
Rachel Whiteread(レイチェル・ホワイトリード)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Rachel+Whiteread&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
http://en.wikipedia.org/wiki/Rachel_Whiteread
美術家の言葉(レイチェル・ホワイトリード)
http://www.b-sou.com/palw-Whiteread.htm
YouTube(Rachel Whiteread)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Rachel+Whiteread&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
Untitled(Apartment)
http://www.guggenheimcollection.org/site/artist_work_md_162B_1.html
Untitled(Basement)
http://www.guggenheimcollection.org/site/artist_work_md_162B_2.html
Ghost(ゴースト)
http://uk.youtube.com/watch?v=gGL5tgqvrg4
Holocaust Memorial(ホロコースト記念碑)
http://fcit.usf.edu/HOLOCAUST/RESOURCE/GALLERY/JP.htm
Monument
http://www.google.co.jp/search?q=Rachel+Whiteread+Monument&hl=ja&prmd=ivnso&source=lnms&tbm=isch&ei=0zK2TYPOLYHorQeIhc3QDQ&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&cd=2&ved=0CBAQ_AUoAQ&biw=1533&bih=867
Water Tower
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&biw=1533&bih=867&site=search&tbm=isch&sa=1&q=Rachel+Whiteread+Water+Tower&aq=f&aqi=&aql=&oq=
P.61
CH:あなたがそのメモリアル(記念碑)に取り組んでいた間、あなたはまたPublic Art Fundによって依頼されたニューヨークのパブリックなプロジェクトである「Water Tower(給水塔)[1998年]」もまた生み出しました。
RW:はい。私はニューヨーク市に来てそこでピース(作品)を作ることを考えるように頼まれた。私が最初に差し出されたサイト(敷地)はみんなとてもパブリックで、それは私に訴えかけてこなかった。私は本当に「House」の後そんなにすぐに再びその種の詮索に巻き込まれたくなかった。私は幾らかその都市と相互に作用する何かをすることに挑戦することによりもっと興味があった。
CH:SoHo(ソーホー:ニューヨーク市マンハッタン南部の地区)にある建物の屋上のサイト(場所)から、ピース(作品)は明確にスカイラインと相互に影響し合っていた。そしてそれはまた別の方法でその都市と相互に影響し合っていた。つまり、私達ニューヨーク市民がいつも気付いていないニューヨークのシンボル(象徴、表象、記号)をあなたが記念している(讃えている)ように私は感じたし、これはその作品に半透明なポリエステルの樹脂をあなたが選んだことによって強調されている。一日のうちに、そのピース(作品)は、空の光の効果によって現れたり見えなくなったりしただろう。
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CH:今年の6月には、あなたはロンドンで新しいパブリックなプロジェクトを明らかにするだろう。
RW:「House」以後、私は決して再びイングランドで別のパブリックなピース(作品)を作らないだろうと思っていた。「Monument」を創り出すように私に求めた人物は、「House」を委託した同一人物であるArtangelのJames Lingwoodだった。最初に私は言った「あなたは冗談を言っているの?」。しかしそれから私が旅行者としてトラファルガー広場で一日過ごし、まさにそこで人々や鳩を見ていて、心の中で思った「ここは実際に実に異常な場所だ。それは人々と交通との間のノイズ(騒音)と絶え間ない緊張をともなったマッシブ(強力)な円形場である。いやそれどころか、そのすべての中心にはネルソン記念碑があり、それはあなたに見上げさせ、空を見させ。その空は穏やか(平和)だ。」私はトラファルガー広場の中に小休止を、つまりあなたの目線が休むことができうる場所を作ることを手伝いたかった。
CH:「Monument」は「Water Tower」の様に、半透明だ。それらは同じマテリアル(素材)から作られていますか?
RW:実際、それらは同じマテリアル(素材)ではないが、それらは似ている。「Monument」はかつて作った中で最も大きな合成樹脂のキャスティング(型取り)だろう。それは3年間継続した研究だった。ニューヨークの「Water Tower」を作ることからのリサーチ(研究、調査)すべては「Monument」を創り出すことに通じていたが、「Monument」に必要とされた工学技術や科学技術は実質上より重要だ(素晴らしい)。
CH:言ってしまえば、「Ghost」や家具のピース(作品)から「Apartment」や「Basement」まで、あなたのワーク(作品、取り組み)はどのように時を超えて変容してきましたか?
RW:おそらくワーク(作品、取り組み)は、そんなに人に任せなかったことに関しては・・・「Ghost(ゴースト)」以来少しはよりタフになってきたかもしれない。私はかつて私はおばあちゃんの指紋を取り除きながら、その作品をあまり感傷的にならないようにしていると言ったことがある。時が過ぎて私はわずかによりそれらを取り除いてきたと思う。しかし私は私が10年間以上作り続けてきた多くの作品は循環のプロセスの一部であったと思う。私はおそらくこれらの作品の家系図を描くことができるだろう。物事が起こり、物事が脇道に入り、物事が私がそれについて考えもしなかったことを突然生じさせる。私はしばしば循環は不完全で再び同じ道を歩む必要があると感じる。それがまさに私がどのように取り組むかということだ。私は私自身に過去15年間の言語を教えてきたし、その言語の利用は多くのフォーム(形態、形式)を獲得できる。
このインタヴューは2001年4月18日レイチェル・ホワイトリードのロンドンのスタジオで行われた。