PETER ZUMTHOR THERME VALS
P.70
石やコンクリート、水でできた模型を実際室外において、室内へ落ちる日光によるatomosphere(雰囲気)を研究した。
P.80
フロアープランの発展:迷路
ブロックの形と配置を考えることは、いつも迷路のコースと形を考えることを意味していた。
→ズントーのサーマル・バスはミースのバルセロナ・パビリオンと同じ空間の質を持っているのかもしれない。バルセロナ・パビリオンでは石の壁(構造は負担してない)であったものが、サーマル・バスでは石のブロック(内部には親密な空間を内包し、構造も負担する)に変ったものだ。バルセロナ・パビリオンでは光壁の隠れた装置として、あるいは塀で囲まれた中庭自体の天井、つまり屋根がないこと自体であるトップライトが、サーマル・バスではプレートの亀裂として扱われている。決定的に違うのは側面の開口部でバルセロナ・パビリオンでは、あくまで石の壁と同じ要素としてガラスの壁が存在していた(いわゆる窓ではない)のに対し、サーマル・バスは石のmassをくり貫いたまさしく「窓」(本来の窓の起源でもある)として扱われている。しかし、(意識的には無限に)迷路をさまよい歩く人がイメージされるのは共通しており、これはアイデアの根本的なものであると思う。余談だが、宮崎駿の「天空の城ラピュタ」の核心部の石(機械)の球体の内部(石のブロックが浮遊する空間)を僕は思い出してしまう。(井戸)
Mies van der Rohe
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Mies+van+der+Rohe&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=&oe=Shift_JIS&sa=N&tab=wi
http://en.wikipedia.org/wiki/Ludwig_Mies_van_der_Rohe
Barcelona Pavilion
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&hl=ja&ie=UTF-8&oe=Shift_JIS&inlang=ja&sa=X&oi=spell&resnum=0&ct=result&cd=1&q=Barcelona+Pavilion&spell=1
Peter Zumthor
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&hl=ja&oe=Shift_JIS&inlang=ja&c2coff=1&sa=X&oi=spell&resnum=0&ct=result&cd=1&q=Peter+Zumthor&spell=1
THERME VALS
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&hl=ja&inlang=ja&lr=&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=THERME+VALS+&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5