Rem Koolhaas conversations with students
P.47
計画を始めるとき、あるいは計画を導入するとき私が思うことは莫大な危険である。ヒューストンのような都市の活性に反して計画を行うことは容易だ。だから私は、なされるべきことは起こっていることの、もし可能であれば何故起こっているのかという正確な分析であると考えている。それで過去に遡及するコンセプトを推定し、先に続く推定の基礎を形作る。例えば私は始めのジェスチャーが未来の破壊を制限しはしないか、ヴォイドを満たしてしまいはしまいか、見覚えのある都市に見えてしまわないか本当に気をもむ。
それがその時に建築家であることの弱さである。単純に信じられないくらい不毛になった(計画)モデルのカタログがあり、と同時に、殆ど如何なる状況にも、このような2~3のモデルの(適用による)無限の異常な負担がある。