Conversations with Mies van der Rohe
Moises Puente,editor
Princeton Architectural Press
Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A8
You Tube(Mies van der Rohe)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Mies+van+der+Rohe&search_type=&aq=f
P.72
質問者:あなたは経済的な要因で鉄が好きなのですか?
Mies van der Rohe:それは経済的な要因であるが、それは建築的な要因ではない。それはここアメリカでは一つの要因である。あなたが何かを建てなければならないとき、あなたは紙を一枚取り、敷地の購入費や、建築家の報酬や、エンジニアの報酬はいくらかかるか書き留める、そして私達が立ち戻ることが何かは神のみぞ知る。もしそれが12%あるいは15%でなければ、それは決して建てられないだろう。それはあなたが話していた経済的な論点である。このセンス(意味、感覚)で、もしそれが経済的でなければ、たとえ最も素晴らしいアイデア(考え)でさえも建てられないだろう。私はこの経済について話しているのではない。私は精神的な経済、資産の経済について話している。最も明確な命題は、私にとっては、経済である。それは建築に影響を及ぼす経済である。
あなたはコンクリートで建てることができる。スイスには、素晴らしい橋で、とても明白な、ロベール・マイヤールの橋がある。私はそれに反対するものはなにもない。もしあなたが鉄で建てるのであれば、それはあなたに内部に多くの自由を与える。
Robert Maillart(ロベール・マイヤール)
http://images.google.co.jp/images?client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&channel=s&hl=ja&source=hp&q=Robert%20Maillart&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%AB
P.73
Mies van der Rohe:人々は言う、「おう、クールだ(かっこいい)」と。それはナンセンスだ(ばかげている)。内部ではあなたは本当にあなたが好きなことをすることができる。あなたは何かをする自由がある。しかしあなたは外部では自由ではない。
囲われた建物の中ではあなたはほとんど平面プランの可能性を持たないことを思い出さなければならない。あなたが本当に私達の建物の一つで取り組むとき、良い解決がほんの僅かだけあるという結論にいたるだろう。それらはたとえあなたが好きなことは何でもできたとしても制限される。
質問者:しかしながら、もしその建物の使用が変われば、たとえばミュージアムの建物が何らかの理由で今から100年前に・・・になるとか。
Mies van der Rohe:そう、それは他の何かになりえた。私は私のコンベンション・ホールの内部に大聖堂を建てることに躊躇しないだろう。私は何故躊躇しないのかという理由を見ない。あなたはそれができる。だから、コンベンション・ホールあるいはミュージアムの様な、タイプ(類型)はまさに同じように他の目的の為に使われうる。これはもはや形態は機能に従うあるいは機能に従うべきだ(のが当然だ)ではない。私は、兎に角、これらのステートメント(声明)について少しは疑わしいと思っている。誰かがそれを言うときにはある理由がある。しかしあなたはそれらから原則(法則)を理解することはできない。あなたはオフィスの建物からアパートメントの建物をとても良く作ることができるだろう。それらはあなたが他の階の上に階がある20あるいは30階のフロアーを持つという事実では同様だ。それはその建物の特徴であり、何が内部にあるかを話す為ではない。アパートメントの建物では、あなたは、経済的な理由から、より小さなスパンあるいは何かを使い、サイズを縮小するかもしれないが、あなたは大きなスパンのオフィスの建物の中でとても良く生活し、その中に素晴らしいアパートメントを持つことができるだろう。
社会学者達は私達に私達はそういう建物の中に住んでいる人類について考えなければならないと言う。それは社会学的な問題であり、建築的な問題ではない。それはいつも発生する。しかしそれは社会学的な論点だ。私は社会学者達はそれと戦って決着をつけなければならないと思う。それは建築的な論点ではない。