Oteiza’s Selected Writings
edited by Joseba Zulaika
Occasional Papers Series
University of Nevada, Reno. Center for Basque Studies
Jorge Oteiza
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You Tube (Jorge Oteiza)
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P.225
機能はフォーム(形態、形式)にまさる
Jorge Oteiza:マレーヴィチのユニットは斜め(対角線)の軌道の中で完全に空虚な壁の様なサーフェス(表面)を通って動く潜在性(可能性)をともなった不規則な四角形である。どこからこのフォーム(形態)はそのダイナミック(動的)な質を得るのか?単純に、その外部から、ある発展(展開)があらかじめ、斜めの中で、壁全体のダイナミック(動的)な機能として考えられたところは、それをその新しい機能と同じにする(従わせる、適合させる)ために、画家によって平面の中で選ばれた如何なるポイント(点)でも、何が美的(芸術的)な表現(表象)なのかという探求の中で消えてしまった。
結果として、そういうわけで、このフォーム(形態)がその壁の様な平面を隅から隅まで斜めに(対角線上に)動くが、それから出る(抜け出す)ことも、あるいは回転を試みることさえもできないから、もし私達がその空間的なアクション(作用、影響、効果、動き)を拡大(増幅)したいのなら、私達は外部から、そのハイパースペース(超空間、高次元ユークリッド空間、四次元以上の空間)の線的な構造から、平面の上でできるかぎり曲げられていない新しい斜めの線(対角線)からその新しい空間的な機能を定義づけることから始めなければならない。つまり、私達はそれをその新しいフォーマル(形態的)な状態に変形(変換)する刺激をそれにもたらさなければならないだろう。物事の解釈(解答)はその外部にある。フォーム(形態)を生み出すものは機能である。私達の空間の生態学の為に、私達はこの一般的(普遍的)な生態学の原理を決して忘れてしまってはならない。現代アートにおいて、私達はフォーマルな(形態の)解剖学(解剖学的構造)が空間の生理学(生理機能)や、機能的な想像力に先立ちうると考えていた。
→ここでJorge Oteizaが言うファンクション(機能)とは、いわゆる機能主義のファンクション(機能)ではない。このファンクション(機能)とは、空間的なムーブ(動き)の感覚を与えるファンクション(機能)のことである。同じくマレーヴィチの影響を受けた、リチャード・セラやザハ・ハディドを思い出させる。(井戸)
壁の機能的な拡大(増幅)
Jorge Oteiza:1944年、私はレポート(報告書)、「アメリカのアーティスト達への手紙:戦後の新しいアートに関して」、Revista de la Universidad del Cauca(Have of the University of Cauca)、ポパヤン(コロンビア)、を一緒に入れた。つまりそれは、私達の作品の新しい空間的な特徴についての私の考えであり、それは、マレーヴィチとアイデンティファイする(結びつける)ことができるため、そして、今、少なくとも、美的(芸術的)な理論から排除(無視)される必要があるそれらの疑い(懐疑)なしで私のワーク(作品、取り組み)を再公式化することができるために、1956年に私がマレーヴィチの中に幾らかの私自身をみることを助けたものだった。
Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)
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Richard Serra(リチャード・セラ)
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Zaha Hadid(ザハ・ハディド)
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