El croquis 140
Alvaro Siza 2001-2008
Alvaro Siza(アルヴァロ・シザ)
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You Tube(Alvaro Siza)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Alvaro+Siza&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
P.15
ランドスケープと環境
Juan Domingo Santos:他の論点に移ると、1970年代と1980年代の建築の論争は都市の成長と歴史的な中心の保存に集中していた様に思われる。次の10年間、私達はランドスケープについて関心があるようになり、そして今現在私達は環境的で社会的な論点についてより悩んでいる。あなたは、現在それだけしばしば持ち上がる環境保護主義や環境保護論者の議論についてどのように思いますか?
Alvaro Siza:これらの論点は建築にいつも差し出され、それはまさにそれらに対する私達の感性(感受性)が歴史の各々の時代で変化してきたということだ。環境はいつもタウン・プランニング(まちづくり、都市計画)での核となる論点だが、とはいえその論点への関心はすべての国で同じではない。20世紀初頭、オランダは既に他の場所に対するレファランス(参照)の最先端となった指定区域計画の一つのタイプを持っていた。ポルトガルやスペインでは、環境的な気付きは遅れて生じ、私はそれが本当にそのすべての社会的重要性とともに取り組まれてきたのかどうかは疑わしいと思う。ある時代に、大抵一つの論点が他の論点よりも優先(重要視)される。第二次世界大戦後の私達の都市の復興の場合だったが、そんな劇的なプロセスの間でさえも、私達の都市の多くが完全に破壊されてしまったために保存についての十分に真剣な論争が決してなかった。幾つかの場合に於て、その戦争が戦争それ自身よりもよりいっそう破壊的だった後に、プランニング(計画)が為されたこともまた真実だ。今私達は環境やそれを扱うすべてのことについて多くを話すが、私はそれが何か現実のコミットメント(掛かり合い、委任、責任)も欠いたバッググラウンドミュージックにしか過ぎないとは思わない。日々の行動の中よりも政治的なことばの中により多くの環境保護主義がある。多くのそれらすべての声明の基礎をなす便宜主義(日和見主義)や前から考えられた(予想された)アイデア(考え)がある。それでもやはり、私はそれは絶対的に主要で、事実それは建築それ自身のアクション(作用、影響)の範囲を越えて行くので、建築やプランニング(計画)の分野の中でこの論点を強調することは重要であると思う。
Juan Domingo Santos:サスティナビリティー(持続可能性)の問題は整理統合された都市のコンテキスト(文脈)の中で不必要な不連続性を生み出しうるとは思いませんか?
Alvaro Siza:誰かがサグラダファミリア教会の屋根の上にソーラーパネルを載せて修復することを提案するとは思わない。