El croquis 154 AIRES MATEUS 2002-2011
P.13
Manuel and francisco Aires Mateus:地面の下では、私達は上階と同じヴォリュームを作った。利用できた他の制限のない敷地とは違い、この敷地は形態で制限されていた。片方では古い映画館/劇場があり、もう一方には実験劇場に使われた仮設建物があった。私達はこれらの施設は、たとえそれらが時代遅れのものだとしても、その建物の既存のスタート地点であると考えた。地階は2つの部分を繋ぎ、中心街の生活の新しい舞台を作りながら、すべての意味をなした。それは大きなホワイエ(ロビー)で、大抵展示に使われ、街路と平行に走る2つの中庭を通して入ってくる自然光とともにある。
Ricardo Carvalho:あなた方のワーク(作品、取り組み)の顕著な特徴の一つは、あなた方が決してその建物のプロセスを見せないということである。いつも目立つのはその空間を形作るマテリアル(素材)の表現であるが、それは他の何も明らかにしない。
Manuel and francisco Aires Mateus:建物のプロセスとシステムは建築に固有のもの(内在するもの)であり、私達はある調査研究領域としてそれらに興味がある。それがまさに私達のワーク(作品、取り組み)の中では、これらの論点がより本質的である様に思われる他の価値に役立つものとして据えられてきて、特に空間とヴォリュームの幾何学的な明快さは、殆ど必ず建てられた空間のマテリアル(素材)の連続性を前提条件としている。
私達が探求している建築の知覚みたいなものは主にこれらの価値に拠っている。それらを高める建物のシステムは比較的付属的な側面であり、私達はそれらを強調することが無用であるかあるいは意図とは逆の結果を招くとさえ感じる。しかし私達はその論点について独断的(教条的)ではないし、これらの環境を変える可能性を排除しない。
Ricardo Carvalho:パーマネンス(永続性)が「イデア(アイデア、考え、観念)のパーマネンス(永続性)」を意味するのと同じ方法で、あなた方にとってマター(事物)は「マター(事物)のイデア(アイデア、考え、観念)」を意味しますか?
Manuel and francisco Aires Mateus:私達のプロジェクトでの建物のオプション(選択可能なもの)はいつもマテリアル(素材)が伝えるイデア(アイデア、考え、観念)によって決定される。自然に、私達のセンス(感覚)は目に見えるマテリアル(素材)に焦点を合わせるが、触れること、聞くこと、嗅ぐこと、そして見ることでさえも、直接のサーフェス(表面)を僅かしか超えていかない。これゆえにあまりにも薄い外装材を私達は嫌悪し、またその上私達はその要素の「単一の物質性」に興味がある。例えば、壁を粗末なモルタルで作り、それから切り出された石の仕上げでそれらを覆うという、パラーディオの考えに私達は魅了された。
すべてのマテリアル(素材)は、如何なる例外もなく、何かを伝える。私達の場合は、私達の調査研究の中心にあるものは、それ程もマテリアル(素材)ではなく、むしろこのマテリアル(素材)が、提示された空間性と関係している方法であるかもしれない。
Sines Cultural Centre
https://www.google.co.jp/search?q=Sines+Cultural+Centre&hl=ja&prmd=imvns&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=0OVXUJWFD4ramAW3y4CgBQ&ved=0CAoQ_AUoAQ&biw=1519&bih=886
Andrea Palladio(アンドレーア・パッラーディオ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA
Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB
Martin Heidegger(マルティン・ハイデッガー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AC%E3%83%BC
Maurice Merleau-Ponty(モーリス・メルロー=ポンティ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC