複眼ギャラリーに佐伯慎亮「挨拶」展を見に行ってきました。
「善悪の彼岸」と一言で済ますわけにはいくまい。誕生、生、死・・・日常はすべてのもので満ち満ちていますが、それに価値を与えるのは、その時代、その集団的無意識、そのイデオロギーの下の言語(文化)に拠っている。しかし、現実の世界は価値という幻想とは関係なく、等価に持続する出来事として「ただ」存在している。鮮やかなカラーのスナップ写真はそういう等価性を突き付けてくる。世界は「ただ」そのようにして存在しているんだよと。
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