今日はギャラリーヤマグチで池田啓子さんのオープニングレセプションに行ってくる。
今回の作品も好きだけれど、CASOで2年前に製作された作品のポートフォリオに惹き付けられる。池田さんも気さくな方でした。
http://www.cwo.zaq.ne.jp/caso/lib/021008ikeda.html
http://www.cwo.zaq.ne.jp/caso/lib/b010904.htm
途中の電車の中で年末に柳々堂で買っていた
青木淳の「原っぱと遊園地」をツマミ読みする。
ここ数年僕自身設計しながらもやもや考えていた事が、
その中で明確に書かれている。
「住宅をつくることは、つくりての「こうしたい」の中にあるのではなく、しかしまた住み手の「こうしたい」の中にあるのでもない」
僕も「形式の外にいくことはできない」と思う。その形式を受け入れ、その構成システムをオーバードライブすることによって形式の外部に近づくというのにもうなずけた。
僕も「いたれりつくせり」にもウンザリしていたし、その「いたれりつくせり」自体の根幹が、共同認識=形式?にもとづくものでもあると思っていた。
設計しているときこのまま何もしないほうがいいのではないかと思っていたのも、その空間の質が形式に飲み込まれるが嫌だったのかもしれない。