Robert Smithson:The Collected Writings
Edited by Jack Flam
University of California Press

Robert Smithson(ロバート・スミッソン)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Robert+Smithson&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
美術家の言葉(ロバート・スミッソン)
http://www.b-sou.com/palw-Smithson.htm
YouTube(Robert Smithson)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Robert+Smithson&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.175
Anthony Robbin:そして制限(限界)の自己を認識している設置(設定)はその中心へ本当に近づくのか?

Robert Smithson:はい。私は今アートでの大きな論点は何が境界なのかということだと考えている。あまりに長い間芸術家達は与えられたものとしてキャンバスとキャンバス台を制限(限界)だと捉えてきた。

Anthony Robbin:それをするためのモチベーションはそのシステム(制度)を拡張するためではない。あなたはそれをそのシステム(制度)のためにしていないのでは?

Robert Smithson:私はそれがシステム(制度)であるという事実をあらわにするためにそれをしている、それゆえに、その中に存在する(属する、帰する)様に想定(仮定、想像)された飛び越えられたミステリー(神秘、不可解、謎)を取り去っている。考案(策略、工夫)は飾りなく考案(策略、工夫)である。私は非-神話化する(神話的要素を取り除く)ことをしたい。

Anthony Robbin:人々は(客観的な)確実性への彼らの欲求の中で欲求不満になるだろう、しかしおそらく彼らはその欲求不満が通過したあとでより何かを得るだろう。

Robert Smithson:ええ、それが取り巻いている全面的な問題であるし、私は私達がそれから抜け出して努力しながら進むだろうことを疑わない。

「Art News」1969年2月号

→ロラン・バルトやフーコーの影響だろう。私達は客観的な確実性や論理性という価値基準体系のパースペクティブ(世界の見方)に洗脳されている。(井戸)

Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC

P.177
EARTH(1969年)
コーネル大学、ホワイト・ミュージアムでのシンポジウム

以下は1969年2月6日にコーネル大学で催されたアース・アートのシンポジウムからの抜粋である。参加者はデニス・オッペンハイム、ロバート・スミッソン、ニール・ジェニー、ガンター・ユッカー、ハンス・ハーケ、リチャード・ロングだった。司会者はトーマス・W・レヴィットで、コーネルのアンドリュー・ディクソン・ホワイト美術館のディレクターである。誰であるかを明らかにされたもの以外の質問者は観客のメンバーである。

OPPENHEIM:私にとってこの地球上の領域の使用は、彫刻とのとてもフォーマル(形式的、形態的)な関心(関係)を通って来たものだ。私は私が結論の点に来たと感じた種類の彫刻をしていた。私は、ロフト・エリアの限界(境界)から地球(大地)の使用へと出て行き始めることによることを除いては、その限界を超える(超越する、乗り越える)あるいはその存在(実在)を発展(展開)させる如何なる可能な方法も考えてはいなかった。私がした最初のピース(作品)はまったくシンプルだったが、結局ロフトの関心(関係)やあるいは絵画や彫刻の価値への関心(関係)の刺激が減少し始め、私は良い種類の目的(意図)を持って外で取り組み始めた。私は今、私が彫刻として地球(大地)を見ている地点、つまり地球(大地)の上を飛ぶことは存在する描かれた領域あるいは絵画の画家の(線より色彩を強調する)サーフェス(表面)を見ることの様である地点に、向かっている。ところが一方、地面に立っていると、それはよりヴォリューム的である。それは彫刻を通り抜けて歩いている様だ。それはそれ程グラフィック(図像的)でなく、より地下的である(隠されている)。地面への如何なる付加も、つまり如何なる引っ掻きもあなたが加える如何なるものも、関係性のある付加になる。この場合に於てあなたが言及(参照)しなければならない制限(限界、境界)はいつも球(惑星、範囲、圏域)である、つまりそれはいつも地球である、だからあなたが地面に穴を掘る時、あなたの周囲は球形の形になる。

Dennis Oppenheim(デニス・オッペンハイム)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Dennis+Oppenheim&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5
Neil Jenney(ニール・ジェニー)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=Neil%20Jenney&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi
Gunther Uecker(ガンター・ユッカー)
http://www.google.co.jp/images?q=Gunther+Uecker&hl=ja&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&prmd=iv&source=lnms&tbs=isch:1&ei=J2S2TM7FEYzBcfL6icED&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&ved=0CA4Q_AU
Hans Haacke(ハンス・ハーケ)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&tbs=isch%3A1&sa=1&q=Hans+Haacke&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
Richard Long(リチャード・ロング)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&tbs=isch%3A1&sa=1&q=Richard+Long&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=