From Mnemosyne to Clio:The Mirror to the Labyrinth
(1998-1999-2000)
SKIRA

Robert Morris(ロバート・モリス)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&biw=1349&bih=867&tbs=isch%3A1&sa=1&q=Robert+Morris+art&aq=f&aqi=&aql=&oq=
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Morris_(artist)

P.163
プロセス

直感
Anne Bertrand:しかしどのようにあなたに直感がやってくるのですか?

P.164
Robert Morris:直感について言える一つのことは、それがまさに偶然心に浮かぶということだ。自然に(本来、当然)ライフ(生活、人生)とワーク(取り組み、作品)とのある連続はある。あるコンテキスト(文脈)はある。このコンテキスト(文脈)の中で物事は起こる。すなわち、人はある文化、あるライフ(生活)のフォーム(形態、形式)の中に存在している。人は、手持ちの道具で挑戦に立ち向かうための戦略をまとめることから、このライフ(生活)のフォーム(形態、形式)の中での挑戦や、そこからの前進に取り組むことを捜している。これらの道具は、記憶、フィジカル(自然的、物質的、物理的、身体的)なオブジェクト(もの、客体)、言語や、空間や、音、光、時である。私にとって、個人的に、漠然とした問題が始められるのかもしれない。それから私は待つ。私は直感や、手掛かり、サイン(兆候)、私を導く感覚(感情)を待つ。それから物事が増進(加速)し、余分なものが切り払われるまで、多くの物事が変更(交換)され投げ返され、私がそれとともに生きていけるものとなったときにやめる。
「ラビリンス(迷宮)」についての2段階目について言えば、私がこのセンス(感覚、意味)を得たとは自信がないし、これらのドローイングについて私が言ったことさえ思い出せない。しかしながら次のようなプロセスを憶えている。私はページの真ん中から始め、ドローイングを縁まで伸ばした、そのイメージはそのページに完全に合わせるにはあまりにも大きかったことを知りながら。しかし私はそのページの縁によって作られたランダムな切断に対するこれらのシンメトリカル(左右相称的)な強いゲシュタルト(形態、経験の統一的全体)のプレイ(振る舞い)が好きだった。
前提、直感、コントロール(制御)。私達は「モダニティー(現在性)」(おそらくこの時代は「ポストモダニティー」であり、他の人達はそれはモダニティーの勝利の時代であると主張するだろう)と呼ばれる生活のあの歴史的なフォーム(形態、形式)に存在しているから、最初は避けられない。とにかくまだ私達がそれとともに生活していて、まだ私達に荷を負わせ、前提と後期資本主義的で多国籍的で集団的(共通的)でグローバル化(世界化)された文化を形作る4千年前に始まったパラダイム(典型、模範)がある。多かれ少なかれ、私達は今プレイ(振る舞い)の中の束縛に気付いている。直感で私はその向こうにアドレスしよう(向かおう)とした。コントロール(制御)、私達はいつもより多くが必要であると思っているが、これは間違いかもしれない。偶然は時々私達を救ってくれる。
「フォーム(形態、形式)」は、その人の意図(意思)を形作ろうと取り組むことを加えた直感から生じる。