Richard Serra
The Matter of Time
Steidl

Richard Serra(リチャード・セラ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Richard+Serra&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
YouTube(Richard Serra)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Richard+Serra&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
美術家の言葉(リチャード・セラ)
http://www.b-sou.com/palw-Serra.htm

P.45
Richard Serra:私は私自身を「彼ら(住民達)が」(ある目的に)適切(妥当)で相応しい解決と考えるものに関係させようとはしていない。パブリックな場所の「無用な」彫刻のピース(作品、一片)の中で明白な(意識に表れた)ものとしての「人々の必要性」に対する無関心(不偏、中立)は、ワーク(作品、取り組み)を建てるために納税者のお金を使うのを困難にする。人々の必要性で行動し(受け入れられ)またこれらのピース(作品)の財政的支援(資金調達)に責任もある政治家達は、彼らが否定(矛盾した行為)であるとみなされることに陥れられうることを悟る。政治家達は流れと同調する傾向がある。例えば、レーガン大統領は全国芸術基金を削減することによってこのジレンマ(板挟み)から抜け出す安易な方法を見つけた、その結果マーケット(市場)の商品(有用品)としてアートを再是認している。プライベートな領域(コレクターやディーラー)はコントロールを引き受けている(肩代わりしている)。好み(趣味)と利益が、同じような人々によって気前よく資金を供給されたアメリカのミュージアムの中で展示されるべきものに対する主な基準になっている。二次売買を許さない大きな規模でサイト・スペシフィックなプロジェクトは価値のある投資であるとみなされない。

Richard Serra:いかなるコンテキスト(ランドスケープや、都市や、建築的なもの)によって提起される(引き起こされる)基本的な問題の一つは、そのコンテント(意味、内容)のそれである。有効であるために、私のワーク(作品、取り組み)はそのサイト(場所)に既に存在しているコンテント(意味、内容)からそれ自身を解放(自由に)しなければならない。既存のコンテキスト(文脈)に付け加えその結果コンテント(意味、内容)を変える一つの方法は、スペシフィックな(特定の、固有の、明確な)周囲を取り囲む構成要素(境界や、縁(境目)や、建物や、小道や、街路や、そのサイト(場所)全体の外的特徴(地形、地勢))を分析し、わがものとする(同化する、吸収する)ことを通してである。サイト(場所)は再定義され、re-presented(再-現前)されない。
 建築として同じ空間と場所を占有するために、彫刻が非制度(非慣例)の領域に入っていくとき、それがギャラリーから去るとき、それがミュージアムから去るとき、つまり、それが彫刻的必然性(必要性)に関して空間と場所を再定義するとき、建築家達は不快に思う。彼らの空間の概念が変化させられたばかりでなく、多くはそれが批評(批判)されているからだ。批評(批判)は、建築的なスケール(規模)、方法、マテリアル(素材)、処置が使われているとき唯一エフェクト(効果、印象、意図)に入ってくることができる。それがいかに比較(対照、類似、匹敵)が挑発(誘発)されたかということである。すべての言語は、その言語の中では何も批評的(批判的)なことは言えないということについてのある構造を持っている。最初(原初)の構造を扱い、最初(原初)を批評(批判)する新しい構造を持っている別の言語があるに違いない。

1984年12月に書かれたこのテキストは、リチャード・セラの展覧会カタログ「Recent Sculpture in Europe 1977-1985,Selected(Bochum,Germany:Galerie m,1985)」にて最初に出版された。

→「すべての言語は、その言語の中では何も批評的(批判的)なことは言えないということについてのある構造を持っている。」これはデリダの影響だろう。(井戸)

Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)
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Charles Sanders Peirce(チャールズ・サンダース・パース)
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Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)
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Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
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Maurice Merleau-Ponty(モーリス・メルロー=ポンティ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3
Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Carl Gustav Jung(カール・グスタフ・ユング)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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