Richard Serra
The Matter of Time
Steidl

Richard Serra(リチャード・セラ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&q=Richard+Serra&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
YouTube(Richard Serra)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Richard+Serra&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
美術家の言葉(リチャード・セラ)
http://www.b-sou.com/palw-Serra.htm

P.44
Richard Serra:サイト・スペシフィックな(特定の場所の)作品のコンテクスチュアル(文脈的)な論点は、問題のある(不確定な、疑わしい)ままである。サイト・スペシフィシィティー(特定の場所性)はそれ自身の中にある価値ではない。政治や、集団や、教育や、良心(宗教、信仰)の慣例(制度)のコンテクスチュアル(文脈的)な枠組みの中に建てられる作品は、それらの慣例(制度)のしるし(現われ、一端)として読まれる危険を冒す。イデオロギー(観念)的な反対者(の意見)の取り込みを避ける一つの方法は、イデオロギー(観念)的な誤解(誤訳)のオブジェクト(もの、客体)になりえない取り残されたサイト(場所)を選ぶということだ。しかしながら、ニュートラル(中立、中性)なサイト(場所)はない。すべてのコンテキスト(文脈)はその枠組みとイデオロギー(観念)的な言外の意味(含み、響き)を持っている。それは程度の問題だ。しかし、アート作品が軽視され/適応させられ/順応させられ/貢献(補助従属)させられ/要求(義務付け)させられ/役に立てられる…ことが明らかなサイト(場所)がある。それはアートがイデオロギー(観念)的でないと言っているのではない。アートが明白な政治的なメッセージを伝えようが伝えまいが、あるいは、それがアートの目的(原因、理由、利益)の為のアートであろうがなかろうが、無関心(無頓着、中立)の態度に基づいていようがいまいが、アートはいつもイデオロギー(観念)的である。アートはいつも、明示的(明確的)にあるいは暗に、アートがその一部であるより広い社会的なコンテキスト(文脈)について価値判断を明示する。アートはクラス(種類、階級、上流社会)の興味(関心、権利)を支えるかあるいは無視するか、奉ずるかあるいは拒否する。タトリンの「第3インターナショナルの為のモニュメント」はアド・ラインハートの黒い絵画程もイデオロギー(観念)的でない。イデオロギー(観念)的な表現はそれ自身を力(権力)あるいは政治的なバイアス(先入観)の断言(主張、肯定命題)に制限しない。
私のパブリックな空間にある大きなスケールのピース(作品)はしばしばモニュメンタル(記念碑的)で圧制的であるとして言及される。それにもかかわらず、もしあなたがこれらの作品を見るならば、あなたはモニュメントの概念を信用するように求められるのか?フォーム(形態、形式)あるいはコンテント(内容、意味)においてもそれらはモニュメントの歴史と関係していない。それらは如何なる人物も、場所も、あるいは出来事も記念していない。それらは彫刻として単独で話している(関係している)。私は、それらの歴史的な機能(目的)と意味によって空にされ、過去の歴史的な達成の栄光を讚えることによって彼らの美的な制作物を正当化する必要がある建築家達によって蒸し返されているアートの歴史の永遠のモニュメントの理想化には興味がない。「適切な歴史的な解」はキッチュな折衷主義以外のなにものでもない。台座の上のブロンズ像やイオニア式の柱もそんなところだ。

→マレーヴィチやロラン・バルトやフーコーの影響だろう。(井戸)

Vladimir Tatlin(ウラジーミル・タトリン)
http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&q=Vladimir%20Tatlin&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi
Ad Reinhardt(アド・ラインハート)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1B7GGLL_jaJP393JP393&q=Ad%20Reinhardt&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi
Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=UTF-8&oe=Shift_JIS&q=Kazimir+Malevich&lr=&um=1&sa=N&tab=wi
Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB
Maurice Merleau-Ponty(モーリス・メルロー=ポンティ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3
Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Carl Gustav Jung(カール・グスタフ・ユング)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC