Richard Serra:Writings Interviews
The University of Chicago Press
Chicago and London

Richard Serra(リチャード・セラ)
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YouTube(Richard Serra)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Richard+Serra&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
美術家の言葉(リチャード・セラ)
http://www.b-sou.com/palw-Serra.htm

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouTube(Peter Eisenman)
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Holocaust Memorial Berlin(ホロコースト・メモリアル、ベルリン)
→ピーター・アイゼンマンとリチャード・セラのコラボレーション。(井戸)
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You Tube(Holocaust Memorial Berlin)
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P.150
Richard Serra:私は決して実際にその彫刻のための潜在性に関して特に興味深いランドスケープのフレーミング(枠取る)部分の概念を見つけなかった。スミッソンはピクチャレスク(絵画性)に興味があった。彼の「Spiral Jetty(螺旋状の突堤)(1969-70年)」はただ、ランドスケープや、ランドスケープのフレーミング(枠取る)景色へとあなたを螺旋状に運動させるばかりでなく、それ自身の後に続く(うまくかみ合う)様に、それはまたあなたをその内部構造へ集中させるように導く。オウムガイは、中心に近づこうとする構造であり、あなたを少しずつその渦の中に導く。それは見ることの物語とのその関係に関して興味深い概念であるが、それは私には特別な関心事ではない。

Robert Smithson(ロバート・スミッソン)
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Peter Eisenman:オブジェクト(もの、客体)を現実にもたらすことは確かに抽象とは反対のものであり、あなたの作品の側面ではない。あなたの作品は内在性、即ち、現実のマテリアルの中の見えない(潜在的な)他の構造を持っている。抽象は超越性、内在性の反対のものを扱う。ブランクーシは柱の抽象であるのに、あなたの作品は何の抽象でもない。あなたは事実抽象的なアイデア(考え)を現実にしている。

Constantin Brâncuşi(コンスタンティン・ブランクーシ)
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Richard Serra:ファン・ドゥースブルフは、ネイチャー(自然、本質)からその起動力を引き出す抽象と発明的な(創意的な)オーダー(秩序)に基づいた凝結の間の差異を表現した。私はこの種の区別には興味がない。しかしながら、私はそれからの相関と抽象で始めない。私はその様な方法の中の与えられたものから取り組まない。しかしそれは非具象的な作品を抽象と呼ぶ慣習になったから、私は私の作品のそういう定義付けに抗議しない。

Theo van Doesburg(テオ・ファン・ドゥースブルフ)
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Peter Eisenman:しかし、あなたは「リアリスト(現実主義者)」のアーティストであるが、とはいえその言葉が慣習的に使われている方法の中では違うということを論じれますか?あなたの関心事がモダニストの慣習から引き出されてはいないから、あなたはpostmodanist(ポストモダニスト)(小文字のp、小文字のm)であるともまた論じれますか?あなたは自己言及性(自己参照性)に興味があるが、モダニストのセンス(感覚、意味)には興味がない。あなたのオブジェクト(もの、客体)はランドスケープを構造化している固有の(本来の、内在する)、内在的な必要性(必然性)を生み出す、つまりこの必要性(必然性)は自己言及性(自己参照性)を扱わなければならない。事実あなたはコンテキスト(文脈)は必ず作品をその彫刻の必要性(必然性)へ返すと言ったことがある。作品はコンテキスト(文脈)に批評的(批判的)かもしれないが、それはいつも彫刻として彫刻に返る。これらのアイデア(考え)は自己言及性(自己参照性)、自立性、あるいは閉じたシステムへと導くものとして見られうるだろう。

Richard Serra:私の作品は難解な(奥義に達した少数の者に向けられた)自己言及性(自己参照性)を意味しない。それらのコンストラクション(構築)はあなたをそれらの構造の中で導きアーティストのペルソナ(人物)を参照しない。しかし私達は野暮な(偽物の、素晴らしい)問題を議論していたのかもしれない。あなたが作品をミュージアムの中に置くやいなや、そのラベル(キャプション)は最初に作者を指し示す。観覧者は「その手」を認めることを求められる。それは誰の作品なのか?ミュージアムの制度は必ず自己言及性(自己参照性)を引き起こす、たとえそれが含意されないときでも。

P.151
Richard Serra:如何にその作品が機能するかという問いは要求されない。
自己言及性(自己参照性)の問題はいったんその作品がパブリックな領域に入れば存在しなくなる。否定的な論争でさえ彫刻のサイト・スペシフィシティー(場所の特異性)によって喚起される。つまり如何にその作品がそのサイト(場所)を部分的に変えるかということが論点であり、作者のペルソナ(表面的社会的人物像)は論点ではない。それはアート・プレスがその作品を批評しなかったがパーソン(人物)を攻撃したのに、フェデラル・プラザの私の作品に対してのすべての申し立てがその作品の側面(外観、状況、見方)を扱っていたのは奇妙な(好奇心をそそる)事実だ。ここで私達は自己言及性(自己参照性)を広める別のフォーム(形式、形態)を持つ。いったんその作品がパブリックな空間に建設されると、それらは他の人々の関心事になる。それらの暗に意味され(潜在的に含まれ、内在する)明確な価値によって、彼らは彼らが排除するものによって判断的(批判的)になる。彼らは同時に彼らが無視するものを批判し他の作品への判断を下す。

→ここで言うstructure(構造)は、勿論レヴィ=ストロースの言うstructure(構造)のこと。作者のペルソナ(表面的社会的人物像)は論点でないというのは、ロラン・バルトの「作者の死」を思い出させる。(井戸)

Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
Carl Gustav Jung(カール・グスタフ・ユング)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88