El croquis 83 Peter Eisenman 1990-1997

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=Peter+Eisenman&lr=&oe=Shift_JIS&um=1&sa=N&tab=wi
YouYube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

Alejandro Zaera-Polo(アレハンドロ・ザエラ・ポロ)
http://images.google.co.jp/images?svnum=10&um=1&hl=ja&lr=&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=Alejandro+Zaera-Polo&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5

P.15
Peter Eisenman:私は「Aronoff Center」は書かれた(文字言語の)建物だと思う。それはその言葉「architecture parlante(語る建築、設計図からその機能がイメージできるような建築)」のセンス(意味、感覚)での口述(音声言語)の建物ではない。口述(音声言語)は以前は第一の(主たる、最初の、根本の)状態であると考えられていた。デコンストラクション(脱構築)は、書かれたもの(文字言語)はもはや第一の(主たる、最初の、根本の)ものではないことを示した。口述(音声言語)はあなたが言おうとしていることについての考えを持っていなく、あなたがそれを言うとき初めてそれを考える状態である。「Aronoff Center」は書かれた(文字言語の)建物である。なぜならそのパラメーター(媒介変数)は時間に先立って考えられていて、これらのパラメーター(媒介変数)が存在するための方法(手段)はそういうわけで書かれることを試みられたからだ。ライティング(書くこと)あるいは書かれた建築は、ヴァルター・ベンヤミンが言う様に、気を散らすこと(注意散漫)の状態から、読み手や見る人を変えようと試みる。明らかに、言語として建築を理解することは第一の(主たる、最初の、根本の)ことではない。もし私達がその伝統的な言語の基礎(根拠)から離れるためであるならば、私達はライティング(書くこと)を殆ど第二の言語の様に発展させなければならない。まだ言われていないことを表現する二つの方法がある。一つは口述(音声言語)を通してであり、もう一つはライティング(書くこと)を通しである。クリティカリティー(批評性、臨界)とは口述性(音声言語性)の融解した塊りから生じるライティング(書くこと)である。私のワーク(作品、取り組み)はその存在(もの、本質)の中で口述的(音声言語的)である。私はクリティカル(批評的、臨界の)建築は既にそれが「存在(もの、本質)」の中にある前に書かれていると主張したい。

→デリダの、それまでの西洋哲学における音声言語の文字言語に対する優位性、つまり音声中心主義、形而上学、ロゴス中心主義を暴いた脱構築の影響そのままだ。(井戸)

P.16
Alejandro Zaera-Polo:それでは、そのワーク(作品、取り組み)のどのような種類のクリティカル(批評的)なスタンス(姿勢、立ち位置)がア・プリオリ(先験的に、論理に基づいて)見付けられるべきなのか…、これは経験の実際性(妥当性、直接的な関係)と矛盾しないですか?

Peter Eisenman:最初に言わせてくれ、このデザイン・マシーン(設計機械)の問いは結局、恣意性(任意性、気まぐれ)と意図性(作為性、志向性)の問いの中に移っていくだろう。だから私達はこのデザイン・マシーン(設計機械)の比喩を過度に強調してはいけない。すべての建築家はデザイン・マシーン(設計機械)を持っていて、相変わらず興味深い問いは、そのように呼ばれている私のマシーン(機械)が、なぜ、そしてどのように違っているかということだ。
 批評的なものはア・プリオリに(先験的に、論理に基づいて)存在するが、ア・ポステリオリに(後天的に、経験に基づいて)見付けられる。クリティカリティー(批評性、臨界)の可能性は既に建築の中に存在するが、それが、存在の中で、生まれるために、存在するために書かれなければならない。それは既に存在するが、それが書かれるまで、それは明らかに(顕在化)されえない。あなたは、価値がない(軽視され)、動機のない、組織化されていない(きちんと整ってない)状態の第一の(最初の、原始の)塊りから出て(外れて)、それをからかわなければ(じらさなければ)ならない。あなたはそれが存在の中に入ってくるままにしなければならない。「存在の可能性」はライティング(書くこと)である。存在は「口述性(音声言語性)」である。

Aronoff Center
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&biw=1533&bih=897&tbm=isch&sa=1&q=Aronoff+Center+Peter+Eisenman&aq=f&aqi=&aql=&oq=
Architecture parlante
http://en.wikipedia.org/wiki/Architecture_parlante
Walter Benjamin(ヴァルター・ベンヤミン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%A4%E3%83%9F%E3%83%B3
Immanuel Kant(イマヌエル・カント)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%8C%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88
Charles Sanders Peirce(チャールズ・サンダース・パース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B9
Sigmund Freud(ジークムント・フロイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88
Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB
Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB
Maurice Merleau-Ponty(モーリス・メルロー=ポンティ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3
Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80
Roland Barthes(ロラン・バルト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88
Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7
Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA
Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%AA
Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC