Peter Eisenman Diagram Diaries
UNIVERSE

Peter Eisenman(ピーター・アイゼンマン)
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YouTube(Peter Eisenman)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Peter+Eisenman&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

P.178
Peter Eisenman:ベルリンIBAハウジングのサイト(敷地)はベルリンの壁より3m高い地区のすぐ隣だった。そのプロジェクトの壁は、バリア(境界、仕切り、検問所)としてのその壁を消すことと、ベルリンの新しいグラウンド(地面)が3m高くなるだろうということを暗示することによって、同じ高さのグラウンド(地面)になった。そのサイト(敷地)に壁の位置を定める中で、ダイアグラムは3つの重ね合わされたグリッド、つまりスクエア(正方形)の近代的なグリッド、18世紀のベルリンの街路のクリッド、そして抽象的なメルカトル・グリッドでなっている。ベルリンIBAハウジング・プロジェクトのサイト(敷地)は、(そこではブロック(街区)がソリッドな図で、街路が残りのヴォイド(空隙)の地である)18世紀の外辺部のブロック(街区)と、街路のヴォイド(空隙)が図になる19世紀の大通り(並木道)との間のジャンクション(合流点)だった。

P.179
Peter Eisenman:このアイデア(考え)から、伝統的な図と地のノーテーション(表記)は逆転され、地は図にされた。トポロジカル(位相幾何学的、地形学的)な軸は、3つのグリッドを通してグラウンド(地面、地)の平面を傾けながら斜めに置かれた。残りのL型のピースは、グラウンド(地面、地)の上とその建物の上両方にこれらのグリッドの痕跡を残しながら、その建物を形作るためにグラウンド(地面、地)から離れて傾けられた。
「The Wexner Center(オハイオ州立大学ウェックスナー視覚芸術センター)(1981-85年)」は、もしそのプロジェクトが如何なる純粋にフォーマル(形態的、形式的)なダイアグラムも複雑にする一続きの複合的で内的(内在的、精神的)な機能を提示するならというだけのダイアグラム化のプロセスの中で、別の変化を表現した。そのダイアグラムはまたサイト(敷地)をフィクション(虚構)的な物語としてみなした。それは人工的(人為的)な掘削、即ちサイト(敷地)の発明(創案、捏造)をダイアグラム的に扱うサイト・プロジェクトのシリーズの2番面であった。加えて、それはダイアグラムの中で支配的なプロセスとしてスケーリング(測ること、比べること)を使う最初のプロジェクトだった。

P.180
Peter Eisenman:スケーリング(測ること、比べること)は、可能な形態付与(成形)とそれと共にそのマップ(地図)の中に隠れている(潜在的)かもしれない隠された意味の覆いを取るために、一般的な(共通の)登録(表示)ポイントを見つけるために異なったスケール(縮尺、規模)のマップ(地図)の重ね合わせ(上に置くこと)をここで巻き込んだ。

→この図と地のゲシュタルトの反転あるいは曖昧性は、メルロ=ポンティーの「行動の構造」や「知覚の現象学」を思い出させる。「一般的な(共通の)登録(表示)ポイント」とは、鷲田清一氏がメルロ=ポンティーを説明する〈一般的なもの〉、つまり「同一主題をさまざまに表現しうる可能性」のことかもしれない。鷲田清一「メルロ=ポンティー 可逆性」講談社参照。
グラウンド(地面)を扱い、測定などの手法を持ち込むのは、ロバート・スミッソンやマイケル・ハイザーやリチャード・セラを思い浮かべる。(井戸)

Robert Smithson(ロバート・スミッソン)
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Michael Heizer(マイケル・ハイザー)
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Richard Serra(リチャード・セラ)
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Charles Sanders Peirce(チャールズ・サンダース・パース)
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Sigmund Freud(ジークムント・フロイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88
Ferdinand de Saussure(フェルディナン・ド・ソシュール)
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Claude Lévi-Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)
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Edmund Husserl(エトムント・フッサール)
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Maurice Merleau-Ponty(モーリス・メルロー=ポンティ)
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Jacques Derrida(ジャック・デリダ)
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Roland Barthes(ロラン・バルト)
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Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)
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Friedrich Wilhelm Nietzsche(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
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Gilles Deleuze(ジル・ドゥルーズ)
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Pierre-Félix Guattari(ピエール=フェリックス・ガタリ)
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Michel Foucault(ミシェル・フーコー)
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